株式投資型クラウドファンディング

公開日:2020-09-04

株式投資型クラウドファンディングは、未上場の新規成長企業、いわゆるベンチャー企業への資金供給を目的としたクラウドファンディングです。
ベンチャー企業は株式投資型クラウドファンディングのサービスサイトを通じ、個人投資家に自社の事業を中心とした情報提供を行います。

そして個人投資家は 提示された事業情報や企業情報を見ながら、非上場株式企業の株式を購入します。
非上場のベンチャー企業は個人投資家に自社株を購入してもらうことで、資金調達を行うことができるのです。
1企業あたり、1年間に株式投資型クラウドファンディングを通じて資金調達できる金額は1億円未満と定められています。
また個人が一企業の株式を取得できる金額の上限は、年間50万円未満と定められています。
個人が複数の企業の株式を購入することは可能です。
株式投資型クラウドファンディングも、みなし有価証券という金融商品の取扱いに係るため金融商品取引業の規制対象となっています。
また株式投資型クラウドファンディングに掲載されるベンチャー企業は、株式を発行する企業の財務状況や事業の妥当性、集めた資金の用途などを株式投資型クラウドファンディングの運営サイトにおいて厳正に審査を受ける必要があります。
投資家は株式を購入した企業の将来的な上場で大規模な株式売買益を狙うことができます。しかし、購入先の企業が上場しなければ株式は非上場のままであるため著しく流動性に劣り現金化が難しいことに注意をする必要があります。