ZUUの2021年3月期四半期決算が発表される

公開日:

大手金融メディアZUU Onlineなどを運営している株式会社ZUUが、2020年11月12日に、2021年3月期第2四半期決算資料の発表を行いました。
そこでここではその資料を確認しながら、株式会社ZUUの現況を説明します。

株式会社ZUUの2021年3月期第2四半期決算の結果

ZUUといえばメディア事業が知られていますが、最近では自ら金融サービスや個人の投資支援サービスに乗り出しています。
ソーシャルレンディングサイトCOOLや株式投資型クラウドファンディングサイトUNICORNもその中の一つです。
ZUUでは個人、法人のB/Sを改善していくことを、企業としての役割の一つに位置づけています。

事業方針としては、以下の事業を中心に推進していきます。

今期の事業方針と投資戦略(再掲)

  • 引き続きトップラインの成長率を重視
  • SaaSを中心としたストックモデルの強化
  • デジタル店舗、アドバイザーマッチング等、金融プラットフォームの実現
    に注力
  • 買収子会社が提供する金融サービスの早期黒字化

通期2億円を目安とした成長投資を引き続き実施

  • 成長投資の内訳は、主にIT人材関連に1.4億円、金融サービス(子会社)の
    開発推進に0.6億円を予定
  • 営業利益は黒字確保を前提に推進するも、成長局面では状況に応じて赤字
    も視野
  • 固定比率増も覚悟でプラットフォームの構築を優先

ここで挙げられている買収した金融サービスこそ、COOLとUNICORNでしょう。
この2事業はまだ黒字化には至っていないことがわかります。

2021年3月期の業績予測


コロナ禍で気になるZUUの業績予測ですが、コロナの影響もありながら、手堅く進捗するとの見通しです。

売上高は18億4,700万円から26億5千万円以上へと大幅伸びることを予測しています。
前期は赤字だった営業利益も黒字化を達成する見通しです。

強気な見通しにも見えますが、この数字を裏付けるのが2021年3月期2Qの実績です。

売上高、売上総利益ともにかなり好調な進捗を見せています。
ただし営業利益は先行投資に位置づけられる買収企業の影響で赤字になっています。
この分は第2四半期で黒字化をすでに達成していることから、通期では黒字の見通しです。

主事業であるメディア事業も訪問数が以前高止まりを見せず、大きく伸びています。
このメディア事業は、ほか事業への顧客誘導に大きな効果を発揮するだけに、今後もZUUグループ全体の大黒柱になる見通しです。

クラウドファンディング事業の展望

ZUUは融資型クラウドファンディングサイト「COOL」と株式投資型クラウドファンディングサイト「UNICORN]という、2つのクラウドファンディングサイトを運営しています。
決算の中では、その2つのクラウドファンディング事業の現況と展望も語られました。
その内容を確認しましょう。

COOL

2019年10月に事業譲渡を受け、2020年8月に案件募集を再開したCOOLは、下記の図のような状況です。

募集再開後の1号案件では、5,000万円の募集を実行し、見事満額を集めることに成功しています。
その後も不動産ファンドを中心に数千万円の案件の募集を続けています。

UNIOCORN

株式投資型クラウドファンディングサイト、UNICORNの状況は以下のとおりです。

こちらもM&Aにより、ZUU傘下となったサイトですが、順調な資金募集に成功しています。
案件の募集ペースも加速しており、上昇気流に乗っていると言えるでしょう。
またエンジェル節税制度が利用可能になり、投資家がUNICORNを利用数絵メリットが、より具体的になりました。

来季への展望

ZUUではグループ全体の展望の一つに、金融プラットフォームの強化を掲げています。
クラウドファンディング事業においては、プロダクトの強化及び新規領域の立上げが命題となっています。
この2つを強化することで、金融サービスにおけるZUUの存在感をより高めていく狙いがあるのでしょう。


その結果売上高において2021年3月期の下2期は、高い売上高を実現するターム並行する見通しです。

まとめ

ZUUにおける新規事業である金融サービス。
COOL及びUNICORNという2つのクラウドファンディングが、まさに今後のZUUの成長を大きく左右する主事業として位置づけられていることがわかりました。
コロナ禍でも大きな成長を見せるZUU。
クラウドファンディングが投資家だけではなく、投資に興味のなかった人たちを取り込み、当たり前の資産運用の方法として普及する世の中の到来も、そう遠くはないでしょう。