Wealth Conciergeはどんなサービス?証券会社が運営するソーシャルレンディングサイト!

公開日:

2021年4月1日にHPを公開した、新しいソーシャルレンディングサイト「Wealth Concierge(ウェルスコンシェルジュ)」。

運営会社は証券会社であるため、第一種金融商品取引業者(第二種より取得のハードルが高い)でもあり、事業者としての信頼性が高いというメリットがあります。

Wealth Conciergeの貸付先は、海外企業がメインになると推察されます。また目標利回りが年5%~12%と高く、投資家には魅力的です。

そして不動産担保や連帯保証人などを付けて、投資家のリスクを軽減するなどのメリットも。加えて、優先劣後システムを利用した案件もあるようです。

このページでは、

  • Wealth Conciergeとは
  • Wealth Conciergeの仕組み
  • Wealth Conciergeの特徴
  • Wealth Conciergeのメリット・デメリット
  • Wealth Conciergeでの会員登録の流れ

などを詳しく解説していきます。

Wealth Concierge(ウェルスコンシェルジュ)とは

Wealth Conciergeとは、GCM S1証券株式会社が運営する新しいソーシャルレンディングサイトです。

2021年4月1日にHPをオープンし、同時に口座開設申し込みの受付も開始しました。

当初は2021年4月から下記の1号・2号案件の募集開始を予定していたようですが、

  • フィリピンレンディングファンド(第1号)
  • フィリピンレンディングファンド(第2号)

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う現地マニラのロックダウン等の影響で、時間がかかり募集には至っていないようです(2021年10月30日時点)。

実際に初号案件「不動産担保ローンファンド1号」の募集が開始されたのは2021年10月5日で、満額成立しています。

証券会社が運営するソーシャルレンディングサイトは少なめなので、Wealth Conciergeの今後から目が離せませんね。

Wealth Conciergeの仕組み

Wealth Conciergeの仕組みについては、まずは以下の図をご覧ください。

簡単に言うと、「インターネットを通じて、資産運用したい投資家と、資金調達したい企業をマッチングするサービス」です。

流れはほかのソーシャルレンディングサイトと変わらず、以下のようになります。

  1. Wealth Conciergeは、ネット上で投資家からお金を集める
  2. 投資家はWealth Conciergeの案件に投資
  3. 投資家の出資金をもとに、お金を借りたい企業に貸付を行う
  4. 借り手企業は、Wealth Conciergeに元本と利息を返済する
  5. 返済された元本と利息をもとに、Wealth Conciergeは投資家に利益を分配する

このような仕組みは、「貸付型クラウドファンディング」もしくは「ソーシャルレンディング」と呼ばれています。

一般的に、借り手企業が返済できなくなる可能性もあるので、貸し付けには担保や保証を付けるソーシャルレンディングサイトが多いです。

Wealth Conciergeでは、担保や連帯保証人などが付いている様子。

実際、初号案件では不動産担保が付いています(保証については会員限定情報を確認してください)。

貸付先は、海外の企業がメインに?

初号案件は国内の案件でしたが、もともと予定されていたのはフィリピンレンディングファンドでした(新型コロナウイルスの影響で、フィリピン案件の募集時期は未定[2021年10月30日時点])。

また公式サイトのトップページに、「これまで海外を中心に幅広く投資や融資を行ってきた知見と実績を行かして」という記述があるので、おそらく当初は海外案件をメインにする予定だったと推察されます。

海外案件を取り扱うソーシャルレンディングサイトは少なめなので、海外の事業に投資できる可能性があるのはメリットですね。

ただし、海外案件にはカントリーリスクや為替変動リスクなどもあります。さらに、国内企業の案件に比べて、

  • 融資先の情報が少ない
  • 貸し倒れリスクが高くなっている

などの可能性もあるので、リスクとリターンを十分考慮したうえで投資すると良いでしょう。

なお、新型コロナウイルスが猛威を振るう現状では、日本の案件を引き続き募集するのではと考えられます(2021年10月30日時点)。

Wealth Conciergeの特徴

 Wealth Conciergeには

  • 1口1万円から投資可能
  • 運用期間は長め

などの特徴があります。

1口1万円から投資可能

初号案件を見る限り、Wealth Conciergeでの最低投資金額は1万円です。

なお、ファンドによって最低投資金額は異なるとのことなので、事前に確認しておきましょう。

少額で投資できると、気軽に投資を始められる上、リスクを減らせるメリットもあります。

運用期間は長め

初号案件を見ると、運用期間は12か月と長め。

運用期間が長いので新型コロナウイルスの影響が懸念されますが、Wealth Conciergeでは担保や保証が付いているようなので、運営側はリスクは低いと考えているのでしょう(一般的に、運用期間が長いとデフォルトリスクなどが増えるとされている)。

Wealth Conciergeのメリット

Wealth Conciergeには、

  • 目標利回りが高め
  • 優先劣後システムを利用した案件もある
  • 証券会社が運営

などのメリットがあります。

 目標利回りが高め

公式サイトによると、Wealth Conciergeの目標利回りは年5%~12%。

目標利回り(年利)が3~5%ほどのソーシャルレンディングサイトが多い中、5~12%は高いですね。

実際に初号案件を見ると、目標利回り(年利)は5%。今後、さらに目標利回りの高い案件が募集されるかもしれません。

目標利回りが高いのはありがたいですね。

優先劣後システムを利用した案件もある

公式サイトによると、Wealth Conciergehttps://crowdcross.jp/links/wealth_conciergeでは優先劣後システムを利用した案件もあるとのこと。

優先劣後システムは、不動産投資クラウドファンディングサイトなどでよく採用されている仕組みです。ソーシャルレンディングで利用しているサイトは少ないので、メリットと言えるでしょう。

優先劣後システムの主なメリットは、借り手企業からの返済遅延や貸し倒れ(デフォルト)などが起きた際のリスクが軽減されることです。

優先劣後システムには、以下のような特徴があります。

  • 投資家と、Wealth Conciergeもしくは機関投資家がどちらも同じ案件に出資
  • 損失が発生した場合、Wealth Conciergeもしくは機関投資家が優先的に損失を負担

ただし、優先劣後システムは「元本割れしない」と保証するものではありません。劣後出資割合(Wealth Conciergeもしくは機関投資家の出資割合)を超える損失が発生した場合、元本は毀損します。

劣後出資割合については、公表されていないため不明です。

Wealth Conciergeの案件には基本的に担保や連帯保証人が付くようなので、さらに優先劣後システムが採用されている案件なら、リスクは低いと言えるでしょう。

なお、全ての案件で優先劣後システムが採用されているわけではないので、事前に確認が必要です。

 証券会社が運営

Wealth Conciergeを運営するのは、GCM S1証券株式会社です。

GCM S1証券株式会社の基本的な情報は、以下の通り。

会社名 GCM S1証券株式会社
設立年月日 2001年12月28日
資本金 1億円
代表取締役 髙須茂已
事業内容
  • 貸付型クラウドファンディング
  • 有価証券型ファンド持分の販売
  • 特定目的会社の優先出資証券の募集または売出しの取扱い等
登録免許
  • 第一種金融商品取引業
  • 第二種金融商品取引業

GCM S1証券株式会社はもともと「サンライズ証券会社」という名前で設立されましたが、4回ほど社名を変えてGCM S1証券になったようです。

参考:https://www.jsda.or.jp/kyoukaiin/kyoukaiin/files/1036_gcms1_202103.pdf

GCM S1証券社によると、金融×ITのエキスパートが多数在籍しているとのこと。

そしてGCM S1証券社は文字通り「証券会社」なので、第一種金融商品取引業者でもあります。

一般的に、第二種金融商品取引業を取得すればソーシャルレンディングサイトを運営できるので、多くのソーシャルレンディングサイトの運営会社は第二種金融商品取引業者です。

第一種金融商品取引業の登録要件には、

  • 純資産及び資本金が5000万円以上あること(第二種では資本金1000万円以上)
  • 自己資本規制比率120%以上であること(第二種では規制なし)

などがあり、取得のハードルは第二種よりも高くなっています。

そのため第二種金融商品取引業者よりも、事業者としての信頼性が高いと言えるでしょう。

また第一種金融商品取引業者は、高い財務健全性が求められるため突然倒産するリスクが低いというメリットもあります。事業者選びの際は、事業者自体の倒産リスクも考える必要があるため、運営会社が証券会社であるのは大きなメリットですね。

なお、GCM S1証券株式会社は、GCMアセットマネジメント株式会社を含めたGCMグループの一員です。

そのためWealth Conciergeでは、グループ会社のGCMアセットメントマネジメント社が以下のような事業を展開する資産運用会社であることを活かした商品を提供している様子。

  • 不動産ファンド事業
  • 企業投資ファンド事業
  • コンサルティング・サービス事業(投資助言、不動産投資アレンジメント、資金調達サポートなど)

GCMアセットマネジメント社で厳格に審査されたファンド案件を、更にGCM S1証券社でも再度厳格に審査し、Wealth Conciergeで取り扱うとしています。

Wealth Conciergeのデメリット

Wealth Conciergeで投資する上でのデメリットには、

  • 事前入金制
  • 出金手数料がかかる

などがあります。

事前入金制

Wealth Conciergeは、出資金の入金後に投資申請が可能となる、事前入金制です。

事前入金制のソーシャルレンディングサイトは多いので、Wealth Conciergeだけのデメリットではありません。

なおWealth Conciergeでは、イオン銀行の口座を利用すれば出金手数料を無料にできる(おそらく入金手数料も無料)ので、手間は少しかかりますが、手数料の心配は必要ないでしょう。

出金手数料がかかる

Wealth Conciergeでは、出金手数料がかかります(金額は利用する金融機関によって異なる)。

しかしイオン銀行(同行間の振込手数料が無料)の口座を利用すれば、出金手数料を無料にできます。

Wealth Conciergeで投資する予定なら、イオン銀行で口座を開設しておくと良いですね。

1つ注意しておきたいのは、出金依頼を行わなくても、最終ログイン日から90日を経過した時点で自動的に出金される点です。

その際の出金手数料も投資家負担なので、1か月に1回程度はWealth Conciergeにログインするように覚えておくと良いかもしれません。

入金手数料は投資家負担

入金手数料については、ほかのソーシャルレンディングサイトと同じく、投資家負担です。

しかしWealth Conciergeでは出資金の振込先はイオン銀行なので、イオン銀行(同行間の振込手数料が無料)の口座を利用すれば、入金手数料を無料にできるかと。

この機会に、イオン銀行で口座開設するのも良いかもしれませんね。

また楽天銀行や住信SBI銀行などを利用すれば、条件によって他行宛振込手数料が無料になるので、入金手数料を無料にできますよ。

 Wealth Conciergeでの会員登録の流れ

ここからは、Wealth Conciergeでの会員登録の流れを詳しく見ていきましょう。

  1. 口座開設申請
  2. 本人確認方法の選択
  3. 本人確認書類の提出
  4. 会員情報の入力
  5. 本人確認コードの受け取りと入力

 ①口座開設申請

まずは、口座開設申請を行います。

ページ右上に表示されている「無料口座開設」をクリックするか、トップページに表示されている「無料口座開設」をクリックしましょう。

「無料口座開設」をクリックすると、以下のような「口座開設申請」ページに移ります。ページの案内に従って、メールアドレスやパスワード、秘密の質問などを入力していきましょう。

新案件の案内などがおそらく送付されるので、「メールマガジン登録」は「登録する」にチェックを入れておいた方が良いでしょう。

「口座開設申請を完了する」をクリックすると、登録したメールアドレス宛に「【Wealth Concierge】口座開設申請完了のお知らせ」というメールが届きます。

メールには「本人確認方法の手続きに関するURL」が記載されているので、24時間以内にクリックして次のステップに進みましょう。

②本人確認方法の選択

メールに記載されているURLをクリックすると、「本人確認方法選択」というページが表示されます。

本人確認方法を、以下の2つから選びましょう。

  • スマートフォンを利用した本人確認
  • ハガキ郵送による本人確認

「スマートフォンを利用した本人確認」の場合の対応券種は、以下の通り。提出に必要な書類は1点です。

「ハガキ郵送による本人確認」の方が、対応券種の種類は多いです。必要な書類は2点。

「ハガキ郵送による本人確認」は、口座開設申請完了まで3~5営業日程度かかるそうなので、スマートフォンによる本人確認の方が早いですね(スマホでの本人確認の場合は、1~2営業日程度で完了)。

 ③本人確認書類の提出

本人確認書類の提出を行います。

なお、「ハガキ郵送による本人確認」の場合、会員情報の入力を先に行い、本人確認書類の提出は最後になります。

それぞれの本人確認方法を見ていきましょう。

スマートフォンを利用したオンライン本人確認サービス(eKYC)

「スマートフォンを利用した本人確認」では、ページに表示された「proost」ボタンをクリックするとQRコードが表示されるので、スマートフォンで読み取りましょう。

proost(プルースト)とは、セブン銀行と電通国際情報サービスの合併会社ACSiON(アクシオン)が提供するオンライン本人認証サービスのこと。

proostを利用するには、

  • 本人確認書類
  • メールとSMSを受け取れるスマートフォン

が必要です。

proostの案内に従い、メールアドレスでアカウント登録またはログインを行いましょう。

そして、認証コードが届く携帯電話番号を入力します。

案内に従って入力していくと、次のように表示されます。

まずは、自分の顔と身分証明書の撮影を行います。

次のページで、使用する身分証明書を選択し、カメラを起動します。

使用できる身分証明書は、以下のいずれかです。

  • 運転免許証/運転経歴証明書
  • 在留カード/特別永住者証明書
  • マイナンバーカード

カメラを起動すると、まずは自分の顔写真を撮影します。

次に、自分の顔と身分証明書を同時に撮影します。

その後、身分証明書のみをカメラで撮影します。

最後に、氏名や住所などの個人情報を入力します。

これで、スマートフォンでの本人確認は完了です。

本人確認が完了すると、登録したメールアドレス宛に「[proost] お手続き完了のご連絡」というメールが届きます。手続きした翌日に届くこともあるので、すぐに届かなくても問題ありません。

スマートフォンでのオンライン認証完了後、元のデバイスで引き続き手続きを行いたい場合は、元のデバイスの画面が自動的に遷移するようになっています。すぐに遷移しないこともありますが、しばらく待てば勝手にページが切り替わるので慌てず待ちましょう。

その後の審査に合格すると、登録したメールアドレス宛に「【Wealth Concierge】会員本登録における書類確認完了のお知らせ」というメールが届きます。

ハガキ郵送による本人確認(KYC)

「ハガキ郵送による本人確認」では、本人確認書類2点をアップロードして提出します。

提出できる本人確認書類は、以下の通り。

その後に行われる審査に合格すると、本人確認コードが記載されたハガキが届きます。ハガキを受け取ったら、案内に従って本人確認コードを入力しましょう。

④会員情報の入力

ここからは、会員情報の入力を行っていきます。

なお「スマートフォンを利用した本人確認」で本人確認を行った場合、氏名、生年月日、住所、電話番号などはすでに記入されています。

記入する内容が多いので、ページ右に表示されている「一時保存はこちら」を利用すると良いですよ。

住所はすべて全角なのでご注意を。

ここで入力する銀行口座の情報は、分配金などを出金した際に受け取る口座です。

金融資産とは、現金や預貯金だけでなく、株式、投資信託、債権(社債や国債など)、生命保険(掛け捨ては除く)なども含みます。

FATCAとは、米国の税法である「外国口座税務コンプライアンス法(FATCA)」のこと。米国に納税義務のある人(米国居住者や米国に永住権を持つ外国人など)が、米国外の外国金融機関の口座を利用して資産隠ぺい・租税回避を行うことを防止するための法律です。

外国PEPsとは「Politically Exposed Persons (重要な公的地位を有する者) 」の略で、簡単に言うと「海外で要職についている人やその家族」です。

問題なければ、「内容に同意の上、口座開設を完了する」をクリックしてください。これで口座開設の申請は完了なので、その後の審査結果が届くのを待ちましょう。

⑤本人確認コードの受け取りと入力

会員情報入力後に行われる審査に合格すると、本人確認コードが送られてきます。

本人確認コードの受け取り方法は、選択した本人確認方法によって異なります。

  • スマートフォンを利用した本人確認 → メールで届く
  • ハガキ郵送による本人確認 → 審査に通過するとハガキ(簡易書留)が届く

どちらの場合も、本人確認コードの入力が必要です。

これで、口座開設は完了しました。

なお公式サイトのFAQでは、口座開設の際にマイナンバー確認書類のアップロードが必要と記載されています。

しかし、筆者が口座開設した際(スマホで本人確認)には、マイナンバー確認書類のアップロードは求められませんでした。

スマートフォンでの本人確認を利用すれば最短1営業日で審査が完了するそうですが、審査に時間がかかる場合もあるので、興味がある方は早めに申請しておいた方が良いですね。

 まとめ

2021年4月1日にHPをオープンした、新しいソーシャルレンディングサイト「Wealth Concierge(ウェルスコンシェルジュ)」。1口1万円から投資でき、運用期間は長めを想定しているようです。

運営するのは、GCM S1証券株式会社。証券会社であるため、第一種金融商品取引業者でもあり、事業者としての信頼性は第二種金融商品取引業者よりも高いです(多くのソーシャルレンディングサイトの運営会社は、第二種金融商品取引業者)。

グループ会社が資産運用会社であることを活かして、Wealth Conciergeで取り扱う案件は、グループ会社が厳しく審査しGCM S1証券でも再度審査した案件とのこと。

Wealth Conciergeでは海外案件がメインになると推察されますが、コロナ禍では国内の案件を主に取り扱うと見られます。目標利回り(年利)は、5~12%と高め。

また案件には担保や連帯保証人などを付けて、投資家のリスク軽減を図るようです。加えて、優先劣後システムでさらにリスクを抑えた案件もあり、投資家には魅力的です。

口座開設申請で本人確認手続きをスマホで行えば最短1営業日で審査が完了しますが、申請が集中すれば時間がかかることも考えられます。興味がある方は、早めに申請しておくと良いですね。

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