2021年6月 上田つきみ ソーシャルレンディング投資記録 #7

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今月はファンドの募集が1回と少なかったので、申し込みができませんでした。一方、分配金が源泉徴収前で1000円を超える嬉しいこともありました。

今回は分配金の報告と、投資を見送ったファンドとその理由について報告していきます。

2021年4月の資産状況・分配金

2021年4月の資産状況と分配金は以下のとおりです。

総資産:353,828円

  •  運用中:296,440円
  •  準備中:0円
  •  申請中:0円
  •  未投資:57,151円+$2.20

2021年4月の分配金(源泉徴収後)

  •  円建:970円
  •  ドル建:$0.34

今月は5万円を入金したので、総資産が約5万円増えています。

また、新たに投資したファンドからの分配金が入ってくるようになり、分配金の収入が源泉徴収前だと月1000円を突破しました!第一段階の目標はクリアといった形です。これからも投資額を増やして分配金を増やしたいですね。

なお、源泉徴収前の利回りは4.87%となりました。先月の4.73%より少し改善した形です。利回り5%以上のファンドに投資をしているのですが、分配金の支払いや早期償還のタイミングによっては、利回りが下がる場合があります。

2021年3月の元本償還

今月は合計5674円の早期償還がありました。投資する金額が多くなると早期償還される金額も増えていきます。早く再投資して、収益のチャンスを逃さないようにしたいところです。

なお、私が投資しているファンドで貸し倒れや遅延は発生していません。今のところ順調に運用されています。

2021年3月に投資したファンド

今月は募集が少なかったため、投資ができませんでした。新たに入金した5万円と、早期償還された5000円強の投資をしたかったのですが…

どれくらい募集が少なかったのか、分析してみましょう。2021年1月から4月における、クラウドバンクからの募集予告メールの数を数えたところ、以下のようになりました。

  • 1月:5通
  • 2月:6通
  • 3月:11通
  • 4月:1通

(2021年4月23日時点のデータ)

1〜2月は平均して週1回強、3月は平均して週2回程度の募集があったのに対し、4月は1ヶ月でたった1回しか募集がありませんでした。投資のチャンスが極端に少ない月でした。理由は不明ですが…(なお、この原稿を執筆しているのは4月23日なので、月末までに募集が行われる可能性もゼロではありません)

募集頻度が急激に下がったので、投資家の投資計画にも影響が出ているかと思ってSNSを調査したのですが、頻度が下がったことにコメントしている人はいませんでした。投資をしたら放置してしまい、気にしていない人が多いのかもしれません。

とはいえ、早期償還や分配金の再投資はファンドの募集が無ければ始まりません。5月は募集頻度が上がることを願います。

以上のとおり4月は1回のみファンドが募集されたのですが、私は投資を見送りました。その理由について、次の章で解説していきます。

投資を見送ったファンドの分析

今月は4月8日に新たなファンドへの申し込みの募集があったのですが、私は投資しませんでした。その理由を解説するのですが、今となっては投資しておけば良かったかな、とも思っています…。後悔している理由も含めて、投資を見送った理由について解説していきます。

不動産担保型ローンファンド第584号

「不動産担保型ローンファンド第584号」は、不動産事業を行うために融資をするファンドです。最終的な融資先の事業者は、クラウドバンクを利用して不動産を取得するための資金を調達します。金利がクラウドバンクに支払われ、運用期間終了時には不動産を売却して投資家に元本が返済されます。

不動産の立地は表参道駅の近くということで、高い需要が見込めると考えられます。詳しい立地は会員限定情報のため記載できませんが、悪くないでしょう。担保としての評価額と融資額のバランスもまずまずです。

ただし、目標利回りは4.6%(税引前)とクラウドバンクだと標準的かやや低めの水準です。運用期間は6ヶ月と短めです。私は利回り5%以上のファンドに投資すると決めていたので、このファンドは詳細を見る前に候補から外してしまいました。

ですが、今月の募集が1回と少ないことを知っていたら、投資を申し込んでいました。3月と同様に頻繁に募集されると思い込んでいたので、もっと良い案件が来たら申し込もうと考えており、結局新しい案件は来なくて投資ができませんでした。

個人的には、利回りが多少低くても、分配金や償還された資金の再投資を優先したいです。収益を生まない状態でお金を放置しておくのがもったいないからです。よって来月からは、利回りが5%を下回っているファンドにも申し込んでいこうと考えています。

香港中小企業支援型ローンファンド第63号

「香港中小企業支援型ローンファンド第63号」は目標利回り6.6%(税引前)と非常に魅力的なファンドです。募集が始まってから1分と立たずに、満額の融資が成立してしまいました。

199人の申し込みで1億500万円の融資が成立しているので、平均すると1人あたり約53万円を投資していることになります。クラウドバンクでは大きなお金を運用している人が多いのだな、と分かります。

このファンドは利回りが魅力的なのですが、私は投資しませんでした。理由としては、担保の設定がやや不十分に感じられたことと、事業者への貸付金利がやや高く感じられたことが挙げられます。いずれも会員限定情報のため、詳しい数字は記載できません。

担保が不十分に感じられた時点で投資候補からは外れるのですが、ここでは貸付金利が高く感じられて投資をやめたことを詳しく解説します。担保が十分でも、この理由のために投資しなかったと考えているためです。

このファンドは香港で消費者金融事業を営む会社への融資です。クラウドバンクで借りた資金を、消費者金融の利用者に又貸ししたり、金融機関からの借入の返済に充てたりします。

消費者金融事業というのが肝なんですよね。クラウドバンクの投資家に支払う金利が6.6%なので、事業者はクラウドバンクに6.6%以上の金利(貸付金利)を支払います。事業は消費者金融なので、当然、消費者は貸付金利以上の金利を支払うことになります。

順番に考えていくと、消費者の金利は10%以上になるのではないかと思います(正確な情報は非公開のため予測です)。消費者金融にお金を借りに来る人が、10%以上の金利を負担して完済できるのか、私には疑問に感じられます。

以上の理由のため、このファンドには投資しませんでした。私にはリスクが高いように感じられたのですが、募集開始から1分以内に満額成立することには驚きましたね。

投資家の中には、内容を知らずに申し込んでいる人もいるようです。実践されているとは思いますが、ファンドの中身を理解してから投資をしましょう。

まとめ

今月は5万円の資金を追加して投資に備えましたが、募集が一回しか行われず、チャンスを逃してしまいました。未投資の資金が5万7000円を超えているので、来月は投資を申し込みたいところです。

分配金が源泉徴収前で1000円を超えたのですが、一部で早期償還があり投資額が減っているので、来月はまた1000円を下回ってしまうかもしれません。

毎月の収益を確保するためには、ファンドに申し込まなければ。来月のファンドには申し込めるよう頑張ります!

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