今月もクラウドバンクでは目標利回りが高くて魅力的なファンドが数多く募集されました。私もいくつか申し込むことができ、分配金をもらえるのが楽しみです。
また、毎月の分配金も問題なく入金されています。今のところ、私が投資しているファンドで遅延や貸し倒れはありません。それでは、クラウドバンクでの投資状況を報告していきます。
目次
2021年3月の資産状況・分配金
2021年3月の資産状況と分配金は以下のとおりです。
総資産:302,915円
- 運用中:250,205円
- 準備中:52,000円
- 申請中:0円
- 未投資:507円+$1.86
2021年3月の分配金(源泉徴収後)
- 円建:705円
- ドル建:$0.38
今月は5万円を入金したので、総資産が約5万円増えています。新たに投資をした5万2000円は準備中となっていますが、3月31日から運用が始まる予定です。
また、新たに投資したファンドからの分配金が入ってくるようになり、分配金の収入が先月を上回りました。ひとまずの目標を月1000円としているのですが、今月投資したファンドの運用が始まれば実現できそうです。
なお、源泉徴収前の利回りは4.73%となり、先月の5.10%より下がってしまいました。運用が始まったものの、まだ分配金の支払いが始まっていないファンドがあり、利回りが下がったのだと分析しています。特に問題のない利回りの低下と認識しています。
2021年3月の元本償還
今月は3つのファンドで一部償還がありましたので、紹介していきます。なお、私が投資しているファンドで貸し倒れや遅延は発生していません。
- 太陽光発電ファンド第1971号:
投資した2万円のうち716円が早期償還
- 上場企業事業拡大支援ファンド第233号:
投資した1万5000円のうち570円が早期償還
- 不動産担保型ローンファンド第485号:
投資した1万円のうち400円が早期償還
以上、合計1676円が早期に償還されました。口座を見たときは「1600円も増えてる!?」と喜びましたが、レポートを見たら早期の元本償還と分かり…ちょっとガッカリしました。元本の一部が返済されただけであって利益ではないからです。
早期に償還された資金からは利益が生まれないので、他のファンドに投資していくことになります。クラウドバンクはファンドの数が多いので、早期償還されても投資先に困ることはなく助かります。
ちなみに早期償還は悪いことではありません。高い金利を支払って融資を受けている企業からすれば、資金に余裕があるときに繰上げ返済したいと考えるのは妥当です。事業が好調で余裕があることの証とも言えます。
償還された資金も合わせ、次の項目で紹介する2つのファンドに投資をしました。償還後、投資が始まるまで準備期間が少し時間がかかってしまい、収益を産まない期間があるのはもったいないですが…。
2021年3月に投資したファンド
今月は2つのファンドに新たに投資を申し込みました。各ファンドについて投資した理由を解説していきます。
バイオマス発電ファンド第280号
「バイオマス発電ファンド第280号」は、バイオマス発電を行うための事業資金の融資です。運用期間は8ヶ月、目標利回り(税引前)は5.1%で短期間・高利回りの案件です。担保の評価額も適切と考え、3万円を投資しました。
このプロジェクトの場合、調達単価が40円/kWh(税別)と他の燃料や年度よりも高く、高収益が期待できると考えています。
利回りが高くて魅力的だからか、募集開始から1分も経たずに満額の融資が成立してしまいました。先着競争は相変わらず厳しいです。
バイオマス発電ファンド第285号
「バイオマス発電ファンド第285号」も、バイオマス発電を行う事業者への融資です。目標利回りは5.1%(税引前)、運用期間は8ヶ月です。
担保の評価額も適切と考え、2万2000円を投資しました。投資を決めた理由は280号と同様です。
投資を見送ったファンドの分析
一方で、投資を見送ったファンドもあります。どのようなファンドについて、なぜ投資を見送ったのかという分析もお伝えしていきましょう。
米ドル建カリフォルニア不動産ローンファンド第455号
「米ドル建カリフォルニア不動産ローンファンド第455号」は、カリフォルニア州の不動産プロジェクトへの融資です。円ではなく、米ドル建てで投資できるのが特徴です。
目標利回りは6.3%(税引前)と非常に高く、魅力的だからかすぐに募集が終了してしまいました。
このファンドが円建てだったら迷わず投資していたのですが、私は米ドル建てがネックに感じられたので投資を見送りました。
理由としては、為替相場がドル高円安に傾いてきているからです。今、日本円を米ドルに替えて投資を行うと、元本償還時に円高が進み、為替変動による損失が出る可能性があると感じました。
1ドル102〜103円の頃は米ドル建ての投資に大きな魅力がありましたが、ファンドが募集されていたときは108円前後まで円安が進んでおり、償還時に円高となる下振れリスクが意識されます。
とはいえ、ファンドの運用終了後も長期で米ドル建ての投資をしていくなら、為替変動は全く問題ないと思います。私の場合、ETFでかなりの金額を米国に投資しているため、ソーシャルレンディングでは国内に投資したいという背景があるだけです。
言い換えると、ドル建てで運用できる案件があるのは、クラウドバンクの魅力です。他のソーシャルレンディングだとドルで運用できる案件は少ないので、投資先や通貨を分散したい方は、クラウドバンクが活用できます。
太陽光発電ファンド第2089号
「太陽光発電ファンド第2089号」は太陽光発電を行う事業者への融資です。目標利回りは5.4%(税引前)でバイオマス発電よりも高くなっています。
こちらのファンドに投資しようと思ったのですが、運用期間が4ヶ月とあまりにも短いのでやめてしまいました。私は1年以内の短期の案件の方が好みですが、期間が短すぎると再投資にかかる時間のロスが気になってしまうからです。償還されてからすぐに次の案件に申し込もうとしても、準備期間があるため、利息がつかない期間が生まれてしまうのです。
しかし4ヶ月と短期間のファンドもあるのは、クラウドバンクの長所の一つと言えます。まずは短期のファンドでソーシャルレンディングを試してみたい投資家もいらっしゃると思いますし、さまざまな投資家のニーズに応えられるソーシャルレンディングだと感じました。
まとめ
今月は5万円の資金を追加し、2つのファンドに申し込みました。分配金は700円以上が入金されています。来月か再来月には1ヶ月あたり1000円に増加する予定です。
今月はドル建てのファンドや利回りが5%を下回る案件が多く、私が投資対象としている円建てで利回り5%以上の案件が少なかったです。同じような基準で選んでいる方が多いのか、ドル建てで利回り4.7%のファンドは満額成立せず余っている状態です。
来月も利回り5%を超える案件が出てきたら投資をしていきます。クラウドバンクは今のところ貸し倒れや遅延は無く、毎月分配金も入金されているソーシャルレンディングなので、高利回りな投資先を探している方におすすめです。