2021年2月 上田つきみ ソーシャルレンディング投資記録 #3

公開日:

クラウドバンクでは、今月も目標利回りが高くて魅力のあるファンドが続々と募集されました。相変わらず先着競争は厳しいですが、募集開始時刻にスタンバイしておくことで何とか申し込みに滑り込めています。

また、毎月の分配金も問題なく入金されています。今のところ、私が投資しているファンドで遅延や貸し倒れはありません。それでは、クラウドバンクでの投資状況を報告していきます。

2021年2月の資産状況・分配金

2021年2月の資産状況と分配金は以下のとおりです。

総資産:251,817円

  •  運用中:220,545円
  •  準備中:0円
  •  申請中:31,000円
  •  未投資:116円+$1.16

2021年2月の分配金(源泉徴収後)

  •  円建:631円
  •  ドル建:$0.38

1月に比べて総資産が約3万円増えていますが、投資資金を3万円増やしたことが大きいです。

また、新たに投資したファンドからの分配金が入ってくるようになったので、先月の200円強の分配金よりも収入が増えました。月1000円の収入が入ってくるよう、早く投資金額を増やしたいと思っています。

源泉徴収前の利回りは5.10%となっており、私としては理想的な利回りに届いている状態です。クラウドバンクでも利回り5%超えのファンドを厳選して投資してきた甲斐がありました。

ソーシャルレンディングの最大のメリットは他の商品に比べて利回りが高いことなので、5%超えのファンドにのみ投資するようにしています。4%程度なら、場合によっては株式など他の商品の方がリスク低く狙えるので、ソーシャルレンディングでは5%を基準に投資先を選んでいます。

2021年2月の元本償還

今月の元本償還はありませんでした。貸し倒れ・遅延も発生していません。

2021年2月に投資したファンド

今月は2つのファンドに新たに投資を申し込みました。各ファンドについて投資した理由を解説していきます。

太陽光発電ファンド第2084号

「太陽光発電ファンド第2084号」は、最終の融資先が太陽光発電事業者や運用会社などになるファンドです。クラウドバンクでは頻繁に募集される形式のファンドであり、今回も融資先の企業や融資のスキームに問題は無いと考えました。

運用期間は5ヶ月、目標利回り(税引前)は5.6%で短期間・高利回りの魅力的な案件です。担保の評価額も適切と考え、3万円を投資しました。

私の見解ですが、ソーシャルレンディングは運用期間が短い方が、投資家にとって魅力があると考えています。運用期間中に解約することができないので、「突然お金が必要になるかもしれない」というリスクに備える意味でも、期間は短い方が良いと思います。

また、運用期間が長いと貸し倒れなどが心配になります。長期になるほど将来の不確実性に影響されるので、短期の方が気楽に投資できると考えています。

以上の理由から、当ファンドの5ヶ月という短期の運用はとても魅力的です。短期だと資金が返ってきてからまた投資先を探さないといけない面倒臭さはあるのですが、上記の理由に比べれば小さなデメリットだと思っています。

太陽光発電ファンド第2087号

「太陽光発電ファンド第2087号」も同様に太陽光発電事業者などが最終的な融資先となるファンドです。運用期間は7ヶ月、目標利回り(税引前)は5.3%と短期間・高利回りです。

こちらも担保の評価額は適切と考え、3万1000円の投資を申し込みました。まだ運用は始まっておらず、申請中となっています。

2084号と同じように、運用期間が短く、5%を超える目標利回りが魅力的なので投資をしました。

3万1000円と半端な投資金額になったのは、分配金が1000円以上貯まったタイミングでの投資となったためです。クラウドバンクは基本的に1万円から1000円単位で投資ができるので、分配金が1000円以上になれば、1万円以上の投資資金と合わせて再投資することができます。

利益を再投資することで元手となる資金が増え、さらに利益を増やすことができるので、クラウドバンクの利益は別のファンドに再投資するのがおすすめです。

投資を見送ったファンドの分析

一方で、投資を見送ったファンドもあります。どのようなファンドについて、なぜ投資を見送ったのかという分析もお伝えしていきましょう。

香港中小企業支援型ローンファンド第61号

「香港中小企業支援型ローンファンド第61号」は、最終的な融資先が香港で金融事業を営んでいる会社となるファンドです。オンラインで完結する消費者金融サービスを営んでいるそうで、コストを低く抑えつつ、個人の小口の貸付先に分散された債権を持っているとサイトに書かれています。

この説明だとあまりリスクは大きくないように感じるのですが、利回りが6.8%とかなり高いことが引っかかりました。最近のクラウドバンクの傾向だと5%超えでも高利回りな方なので、6.8%はかなり浮いて見えます。

クラウドバンクの投資家の利回りが6.8%ということは、融資先の企業はより高い金利で資金を借り入れることになります。よって企業の借入金利は8%〜9%程度になると見積もることができます。

さらに、企業は消費者金融を営んでいるため、その企業にお金を借りに来た人はより高い金利を負担することになると考えられます。このビジネスモデルだと、個人が負担する金利が高すぎるのではないか、と思います。

調べていくと担保の情報などが不十分ではないかと疑問を持ちました。投資家限定情報のため詳しくは書けないのですが、安心材料が少ないように感じ、投資を見送りました。

また、運用期間が20ヶ月と長期なのも気になります。2年近く安定して運用できるビジネスモデルなのか疑問があることも、投資を見送った理由の一つです。

1年未満の短期であれば、投資していたかもしれません。クラウドバンクは今まで貸し倒れしたことないですし、今回も大丈夫ではないかと思いましたが、念のため様子を見ることにしました。

クラウドバンクで投資しやすいファンド

クラウドバンクは投資家が大勢登録しているので、利回りが高くて魅力的なファンドは先着ですぐに埋まってしまいます。投資したいのに投資する機会すら無い方も多いはずです。

ですが5%を下回る目標利回りのファンドは、私が見る限りはすぐには埋まらず数日の余裕がある場合が多いです。2月に募集が始まった目標利回り4.9%のファンドでは、募集開始の時刻に出遅れても間に合います。目標利回り5%以上のファンドは1〜2分で終了しているので、申し込みのしやすさが格段に違います。

「いつも先着競争に漏れて申し込めない」という方は、利回りの目標を少し下げて4%台を狙うのがおすすめです。

まとめ

今月は3万円の資金を追加し、2つのファンドに申し込みました。分配金は600円以上が入金されています。

運用期間が数ヶ月と短いファンドが多いので、投資するハードルが下がっているように感じます。一方で、リスクが高く感じられて投資しにくいファンドもありました。

クラウドバンクでは今のところ貸し倒れや遅延のような事故は起きておらず、投資しやすい環境は続いています。私が投資しているファンドは担保の評価額と融資額のバランスも問題ないと判断していますし、参考にしていただけたら嬉しいです。

同じ投資家の過去のレポート

CrowdCrossからの4月の登録数No.1!

【年利8.0%】新興国向けの不動産クラウドファンディング 「TECROWD

4/15募集開始の2号ファンドが販売開始直後で完売。事前の無料の口座開設をおすすめします。

tecrowd

Twitterでは最新のファンド情報を毎日、LINEでは毎週金曜日に最新情報をお届けします。

友だち追加