2022年11月 上田つきみ ソーシャルレンディング投資記録 #24

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今月は抽選方式のファンド2つに申し込むも落選、タイミングが合わず先着方式にも申し込めず…と新たな投資はできませんでした。それでも分配金収入があり、わずかながら楽天ポイントを貯めることもできました。他の投資で損を出してしまったこともあり、クラウドバンクをやっていてよかったと思っています。

今回の記事では、今月運用が終了したファンドの収益性や、気になったものの申し込めなかったファンドなどについて紹介していきます。

2022年11月の資産状況・分配金

2022年11月の資産状況と分配金は以下のとおりです。

総資産:409,463円
運用中:354,704円
準備中:0円
申請中:0円
未投資:54,759円

2022年11月の分配金(源泉徴収後)
円建:1,255 円

今月は53,292円とまとまった金額の償還金がありました。できれば5万円以上は再投資したかったのですが、タイミングに恵まれず、今月は投資できませんでした…。資金を眠らせることは収益機会を逃すことだと考えているので、来月は投資をしたいです。案件を厳選しすぎるといつまでも投資ができないので、利回り4%台の案件でも積極的に狙っていきます。

今月の分配金は1,200円強でした。1,300円台あたりで推移していたことを踏まえると、少し現象ぎみではありますが、私としては毎月1,000円以上を目標にしているので、十分な水準です。

筆者はクラウドバンクの他にもFXや株式投資をしているのですが、今月はFXで損失を出してしまいました。そんなときでも、クラウドバンクの分配金が入金されてプラスになっているのを見ると嬉しいですね…。クラウドバンクは今までに貸し倒れを起こしたことがなく、低リスクな運用ができるソーシャルレンディングなので、他の投資で損が出たときの保険にもなると思います。

今回まとまった金額の償還金があったのは、2つのファンドの運用が終了したからです。最終的な収益について、詳しく紹介していきます。

2022年11月に運用が終了したファンド

運用が終了した2つのファンドの収益性を紹介します。

中小企業支援型ローンファンド第897号

『中小企業支援型ローンファンド第897号』は、国内の中小企業に対して融資を行うファンドです。当ファンドの融資先は太陽光発電事業を営む企業ですが、発電所の開発資金等の融資ではなく、会社の運転資金を融資することから、「太陽光発電ファンド」ではなく「中小企業支援型ローンファンド」の名称で募集されました。

目標利回りは6.7%と高く、運用期間は16ヶ月の予定でした。実際の運用利回りは7.0%と、高い目標をさらに上回る結果となり、収益性の高いファンドだったと言えます。

運用終了は予定では12月7日でしたが、実際には10月31日に終了しました。よって2ヶ月ほど運用期間は短くなったのですが、利回りが目標よりも高くなったので、筆者としては期間の短縮は問題とは感じません。

クラウドバンクでは、実際の利回りが目標利回りを上回ることが珍しくありません。6.7%でも高いのに、7.0%まで収益性が高まるなんてありがたいです。

同様に、目標利回りが低い案件でも、運用が終了したら目標よりも良い結果が出た、ということが今後もあるかもしれません。私は現状、5万円以上の資金を眠らせているので、来月こそは多少利回りが低い案件でも積極的に投資をしようと決めました。

不動産担保型ローンファンド第635号

『不動産担保型ローンファンド第635号』は、ハワイのオアフ島にあるコンドミニアムが担保となるローン契約のファンドです。

最終資金需要者はこの不動産を担保にSPV(最終資金需要者への融資を目的とする会社)とローン契約を結び、クラウドバンクの融資先の企業がSPVとローン・パーティシペーション契約を結びます。私たちがクラウドバンクを通じて投資した資金は、ローン・パーティシペーション契約の参加資金として融資されます。

ややこしい用語が登場しますが、お金の「又貸し」のようなイメージです。投資した資金はクラウドバンク、融資先、SPV、最終資金需要者という方向で流れ、返済は最終資金需要者からSPV、融資先、クラウドバンクという逆の方向に流れます。

当ファンドの目標利回りは5.2%、運用期間は13ヶ月の予定でした。実際には、運用利回りは5.8%、運用期間はほぼ予定通りとなりました。このファンドでも実際の利回りが目標利回りを上回り、投資家には予定以上の収益が発生したことになります。

目標利回りはあくまでも目標であり、実際の利回りが目標を下回ることはあり得ます。しかし、私がこれまでに投資した案件では過半数以上が目標を上回る実績となっています。

2022年11月の気になったファンド

今月は抽選方式のファンド2つに申し込みましたが、いずれも落選となりました。案件の詳細や倍率について解説していきます。

太陽光発電ファンド第2273号

『太陽光発電ファンド第2273号』は、太陽光発電所の開発資金や事業運転資金などの融資を行うファンドです。目標利回りは5.5%、運用期間は5ヶ月です。期間は短めですが、5%を超える高利回りな案件です。クラウドバンクで定期的に募集され、実績と信頼感のある太陽光発電ファンドだからでしょうか、抽選申し込みが殺到したようです。

目標金額は3,500万円のところ、応募金額は8億3,000万円以上集まり、なんと約24倍の応募があったことになります。応募人数2,602名に対して当選者の人数が97名であることからも、いかに熾烈な戦いであったかが推察されます。

私は1万円を応募したのですが、落選しました。私の個人的な経験則から、まとまった金額よりも最少金額で応募したほうが当選しやすいと予測したのですが…ダメでした。

目標金額に対して10倍以上の応募があると、なかなか当選できないと感じています。以前、私が当選したのは5.5倍くらいのファンドでした。

香港中小企業支援型ローンファンド第82号

『香港中小企業支援型ローンファンド第82号』は、香港で消費医者金融事業を展開する企業に融資するファンドです。消費者金融事業の事業資金や、既存債務の借換資金として使われます。また、香港での運用となりますが、円建てでの融資となり、為替コスト・為替リスクは融資先が負担します。

当ファンドの目標利回りは6.6%、運用期間は20ヶ月と、高利回り・長期の案件のため、問題なく運用が終了すれば大きな収益を得られるチャンスです。そのためでしょうか、目標金額は1億500万円のところ、11億円以上の申し込みがありました。倍率は約11倍です。

私は1万円を申し込みましたが、落選しました…。高利回りが狙えるソーシャルレンディングでも利回り6%台は最近は珍しくなってきているので、ぜひとも投資したかったのですが…。

まとめ

今月は抽選に落選し、先着のタイミングも合わずで、新たな投資は始められませんでした。せめて2本のうち1本は当選したかった…。

抽選方式のほうが利回りが高い傾向にあるので、倍率は高いかもしれませんが、今後も積極的に応募して狙っていきます。一方で、資金を眠らせておくのはもったいないので、先着方式も可能な限り申し込んでいきます。

新規の申し込みをサボると運用中の資金が少なくなり、分配金が少なくなってしまいます。毎月1,000円の目標を達成し続けるためにも、来月は新規の案件に投資をしたいです。

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