日本国内では、2021年現在15前後ソーシャルレンディング会社があります。
それらのサイトの中には国内で運用される案件だけではなく、海外で運用される案件を取り扱うソーシャルレンディングサイトもあります。
そこで、ここでは海外に投資できるソーシャルレンディングサイトをご紹介するとともに、ソーシャルレンディングの海外案件の魅力もお伝えしていきます。
目次
海外で運用されるソーシャルレンディングの魅力
海外で運用されるソーシャルレンディング案件は、日本国内で運用される案件とはまた違った魅力を持っています。
それは利回りの高さであったり、容易に分散投資できたりする点です。
その内容を詳しく見ていきましょう。
利回りが高い案件がある
海外で運用されるソーシャルレンディング案件には、日本国内の案件よりも利回りの高いものがあります。
例えばクラウドクレジットで扱っているロシアルーブル建て案件では、なんと年利12%というものがあります。これほどの利回りは、国内のソーシャルレンディングサイトではまず見られない数字です。
その他にも平均で利回り8~9%案件も多くあります。高い利回りを獲得を目指す人にとっては、大変魅力的な案件が多く見られるのです。
分散投資できる
海外案件に投資するということは、自動的に分散投資につながります。
日本国内で運用される案件ばかりに投資していると、日本国内で経済危機が起きた時に、全ての案件が影響を受ける可能性があります。
そんな時投資対象の国を分散しておけば、日本国内で何か問題が起きても影響を受けない案件があるので、損失リスクを分散できるのです。
クラウドクレジットでは、複数の国に手軽の投資できる、ファンドパッケージという案件を提供しています。
分散投資をすることで、大損をするリスクを下げることができるのです。
社会貢献できる
海外案件の中には、途上国に融資する案件も数多く見られます。
特に目立っているのがマイクロファイナンスという、個人事業主、小規模事業者向けの融資金融機関への融資案件です。
マイクロファイナンスへの融資案件に投資すれば、最終の借り主は複数の個人事業主になるので、実質的な分散投資にもつながります。
そして途上国の経済発展にも寄与できるので、社会貢献と投資を両立できる魅力があるのです。
利益を得るだけではなく様々な国の発展に貢献したいという方は、海外案件投資を狙ってみると良いでしょう。
クラウドバンクの海外案件
それでは実際に、海外案件に投資できるソーシャルレンディングサイトをご紹介します。
まずは国内で第二位の募集実績を持つソーシャルレンディングサイト、クラウドバンクです。
クラウドバンクではアメリカ不動産や香港の金融機関への投資が可能です。
アメリカ不動産案件
アメリカ不動産案件は、カリフォリニアを中心とした不動産の取得資金を融資する案件です。
また取得する不動産を担保に設定できるので、一定の資産保全性が保たれています。
アメリカの不動産は日本よりも情報開示が進んでおり、また高度な専門家の鑑定を受けた不動産の取得であるため、リスクが比較的小さくなっています。
利回りは4.5%~6%程度です。
また、米ドル建て案件になるので、為替変動により利益が発生する可能性もあります。
香港金融機関案件
クラウドバンクでは、香港の金融機関への融資案件も扱っています。
こちらは日本円建てでの運用になるため、為替変動リスクはありません。
利回りは6%~7%で比較的高めです。
クラウドクレジットの海外案件
海外案件を専門に取り扱うソーシャルレンディングサイトが、クラウドクレジットです。
クラウドクレジットで扱っている海外案件は、国数にして40を超えます。
代表的なものとして、どのようなものがあるかを取り上げてみました。
ファンドパッケージ案件
クラウドクレジットの案件で最も優先的に投資するべきは、ファンドパッケージ案件です。
ファンドパッケージ案件は、複数の事業、複数の国への融資案件を一つのパッケージとしてまとめたものであり、一案件に投資するだけで自動的に分散投資できます。
それでいて利回りは8%~9%と高い数字が保たれており、リスクを回避しながら高い利回りも期待できる大変メリットの大きな案件となっています。
途上国案件
クラウドクレジットでは、南米や東アジアなどの発展途上国への融資案件も数多く扱っています。
これらの国への融資案件は、利回りは2%~10%と国によって大きく分かれています。
融資する途上国は、政策金利が5%以上と高い国ばかりであり高い金利で融資しても、リスクは小さいです。
その理由は、政策金利が高いため普通にお金を運用していても、それだけの利回りで借りたお金を返済できるからです。
政策金利が高ければ、お金を預けているだけでお金が増えていきます。
また、事業の利益も上乗せできるので、高い金利でお金を借りたとしても返済できる見込みが高いのです。
先進国案件
クラウドクレジットでは、もちろん先進国での融資案件も扱っています。
ヨーロッパやアメリカなどの先進国を中心とした案件では、利回りは5%程度と平均的な数字です。
先進国とはまた違いますが、ロシアのルーブル建て案件は、やや信用性が低い通貨であるものの、利回りは10%以上という非常に高い数字です。
ただし、為替変動リスクがあるので確実に利回り10%以上が日本円で得られる保証はありません。
リスクの低い先進国案件に投資したい方は、アメリカやヨーロッパで運用される案件に投資すると良いでしょう。
ネクストシフトファンド
カンボジアなどのアジアの途上国を中心に、融資行っているソーシャルレンディングサイトがネクストシフトファンドです。
マイクロファイナンス案件
ネクストシフトファンドでは、マイクロファイナンス案件を専門に扱っています。
マイクロファイナンスとは、個人事業主や小規模事業者への融資を専門とした金融機関です。
それらの金融機関にネクストシフトファンドを通じて融資を行い、そしてマイクロファイナンスが小規模な事業者への融資を行います。
一案件に投資しただけで、事実上50~100の小規模な事業者への融資となります。
そのため返済リスクが分散されており、ある程度の貸倒れを見込みながらも、利回りは5%から7%となっています。
ただし残念ながら、ネクストシフトファンドは2020年6月から案件の募集を行っていません。
まとめ
ここでは、海外案件に投資できるソーシャルレンディングサイトをご紹介しました。
現在海外案件をメインに扱ってるのは、クラウドクレジットそしてアメリカの不動産案件を中心としたクラウドバンクの2社です。
コロナ禍では、これから先どのようなリスクがあるか分かりません。
投資対象を分散して、できるだけリスクを軽減できるように、海外案件に投資してみるのも良いのではないでしょうか。