カンボジア農家を応援しよう!CAMPFIRE Ownersオンラインセミナーまとめ。

公開日:

【セミナー概要】
セミナー名:CAMPFIRE Ownersオンラインセミナー【カンボジア農家支援ファンド3号】
開催日:2020年6月24日(水)18:00~19:00
主催者:株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITAL
登壇者:株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITAL 取締役兼金融事業部長 荒木隆義氏
セミナー内容:

  • CAMPFIRE Owners
  • カンボジア農家支援ファンド3号

の説明など

【主催者について】
主催者は、融資型クラウドファンディングのプラットフォームである「CAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)」を運営している株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITAL(キャンプファイヤーソーシャルキャピタル)です。

また株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITALの親会社である株式会社CAMPFIREの代表取締役は、家入一真氏です。実業家としてインターネット上でも有名ですので、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?

著者である私は、家入一真氏のことをTwitterでフォローしており、とても優秀な実業家という印象がありました。

そんな家入一真氏が携わっている融資型クラウドファンディングのプラットフォーム「CAMPFIRE Owners」はどんなサービスなのか、個人的にはワクワクしながら今回のセミナーを受講しました。

【CAMPFIRE Ownersのファンドについて】
私はいくつかのクラウドファンディングのセミナーを受け、さまざまなファンドを見てきましたが、CAMPFIRE Ownersが一番個性的なファンドを取り扱っているなと感じました。

例えば「障がい者技術育成プロジェクトファンド」は、障がい者雇用をしているNPO法人のスマホアプリ制作部門立ち上げのためのPC、教材購入のためのファンドです。

「アルコール除菌剤開発ファンド」は供給が不足しているアルコール除菌剤の開発資金を集めるためのファンドです。

他にも取り扱いファンドはありますが、どれも個性的なものばかり。もちろん個性的なだけでなく、しっかりとした審査基準をクリアしたファンドたちしかありません。昨年秋から始まったサービスなので、まだ満期を迎えたファンドはありませんが、現時点で運用しているファンドについては、当初の想定通りに進んでおり、現時点で元本割れになっているファンドはないようです。

そんなCAMPFIRE Ownersのファンドの中で、今セミナーで取り上げられたのはこの「カンボジア農家支援ファンド3号」です。


CAMPFIRE Ownersならではの特徴が詰まった商品ですので、今レポートで魅力をお伝えしていきたいと思います。

【CAMPFIRE Ownersとは】
まず融資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Owners」とは何でしょうか。

簡単に言うと、融資型クラウドファンディングとは、資金を必要とする事業者と投資家をマッチングさせるプラットフォームのこと。
投資家は「CAMPFIRE Owners」で投資をしたいファンドを見つけて、投資をします。そして投資額に応じてリターンを受けることが可能です。

気になる損をしてしまうリスクについては、営業者である株式会社CAMPFIREもしくは(後に説明しますが)借入人であるJCFがデフォルトした場合に元本割れになる可能性が出てきます。

「CAMPFIRE Owners」の案件は、おおよそ利回りは1.5%~8.0%程度ですので、100万円投資をすれば101万5,000円~108万円になって返ってくる計算です(手取りはリターン分の1万5,000円~8万円から、20.42%源泉徴収された額)。

銀行預金に比べれば大分良い利回りですね。

また1万円から投資可能ですので、クラウドファンディング初心者も始めやすいのではないかと思います。

【カンボジア農家支援ファンド3号とは】

さて、これから今セミナーで取り上げられた「CAMPFIRE Owners」で扱っているファンド「カンボジア農家支援ファンド3号」についてご紹介していきます。


ファンドのスキームはこのように、投資家が投資をしたお金が、取扱業者である株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITALや借入人であるJC FINANCE PLC.(以下:JCF)などを通じてカンボジア農家へと届けられる形です。

実はカンボジア農家は既存の金融機関からお金を借りることが難しく、なかなか農業効率を上げられていないという状況が続いています。

ですが、実はカンボジア農業の規模はとても大きく、またカンボジアという国自体が高い成長率を誇っています。

特にコメの生産量は日本を大きく上回り、味もとても美味しいようで、World Best Rice賞という世界一のコメを決めるコンテストでもこれまで4回世界一に輝いています。

このように農業大国カンボジアにいるにも関わらず、借り入れができずに現状維持に留まってしまっているカンボジア農家へ、融資をし、カンボジア農業に発展に寄与しよう!というのが当ファンドです。

当ファンドは、投資をしたお金がカンボジア農家の農機購入代金に充てられ、その農機(トラクターなど)を動産担保として農家へお金を貸し付ける、という仕組みだそうです。


お金を貸した農家が何らかの事情でお金を返せないという状況になった場合は、その農機を売却して、返却資金に充てるという形になります。

自分が投資をすることで、今まで購入することのできないような農機をカンボジア農家が手に入れられる・・・誰かの役に立っているという実感がすごく湧きそうなファンドですね。

【カンボジア農家支援ファンド3号のポイント】

JCFは、カンボジア農家を支援する金融機関です。そして、当ファンドのポイントはカンボジア農家へ貸し出しをするJCFにあります。何故なら、JCFがデフォルトしてしまうと、投資家の元本が欠損してしまう可能性があるからです。

JCFは2018年1月より、農家への融資事業をスタートさせた金融機関です。「えっでも農家からしっかり貸したお金は返ってくるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。JCFは返済率を高くする、つまりしっかりと返済を行うために独自に取り組みを行っていますので、いくつかご紹介していきます。

まずJCF独自の取り組みが「個々の農家ごとのオーダーメイド返済プラン」。農家の収入は収穫期に多く、収穫期以外は減ります。JCFは農家ごとの収穫期に合わせて、収穫期は返済額を多く、それ以外の時期は返済額を少なく調整しています。

「えっそれって当たり前なんじゃない?」と私は思ったのですが、1軒1軒オーダーメイドのプランをつくるのは、審査コストなどが掛かるため、現地の金融機関は殆ど定額で返済してもらっているようです。ただ定額で返済する農家の中には、収入が多い時に相対的に返済額は小さく感じられ、お金を使ってしまい、デフォルトする農家もいるようです。

このようにJCFは農家に寄り添い、デフォルトリスクを減らした返済プランを多少コストが掛かったとしても策定しているのです。


個人的に凄いなと思ったのが、動産担保であるトラクターなどの農機にGPSを装着する取り組み。担保が農機なので、しっかり保全されているのかチェックができるほか、稼働状況を確認して、収穫状況を把握することもできるようです。また全然関係ないところに行ってしまう・連絡が取れない、など返済に黄色信号が灯る行為がある場合は、エンジンロックを掛け、返済滞納対策として活用できるようです。

その他、融資の審査では自宅・農地の確認を行い、集落における評判をヒアリングもしているようです。

農家と言っても1軒1軒収穫物も収穫量も、農業に対する姿勢も異なります。農家だからと一括にせず、各々の現状を徹底的に調べ、状況に合わせて貸し出すJCFの姿勢は個人的に好感を持ちました。

【カンボジア農家支援ファンド3号のリスク】
さて、セミナー内ではリスクも詳しく説明されていました。「カンボジア農家支援ファンド3号」のリスクは主に①為替リスク②信用リスクの2つがあります。

当ファンドでは、投資家は日本円で投資をしますが、貸付は米ドルで行われます。よって、投資家への分配・元本返済は米ドル→日本円に両替がなされるため、返済時の為替によっては、返済額が目減りもしくは想定よりも多く返ってくる可能性があります。


また、当ファンドのお金のやりとりに関わる関係者(CAMPFIRE・JCF・カンボジア農家)の信用リスクもあります。

具体的には、元本欠損してしまうのは、JCFもしくは株式会社CAMPFIREがデフォルトした場合です。カンボジア農家がデフォルトしても、JCFが滞りなく返済を行えれば元本は欠損しません。
では気になるJCFの財務状況ですが・・・

このようになっています。2018年12月にスタートした企業なので、まだまだこれからではあるのですが、赤字幅がぐんと縮まり、総資産も伸びてきていますね。

また当プロジェクトには以下の菊池さんや西口さんなどカンボジアに精通した人たちが携わっているのも魅力です。
他社の案件ですが、今回ご説明したのと同様のファンドをネクストシフト株式会社というクラウドファンディングを扱う会社でも「カンボジア農家応援ファンド」として取り扱っており、JCFの信頼の高さが見てとれますね。

ただそうは言ってもJCFは2年目のこれからの会社です。「少し心配だな・・・」という方は、個人的にはCAMPFIRE Ownerrsで現在運用中で(2020年11月償還予定の「カンボジア農家支援ファンド」(今回は3号ですが、1号にあたる)の運用を見届けてからでも良いのではないかと思います。

【セミナーを受講してみて】
今回セミナーを受講してみて、一番感じたのはJCFと株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITALとの「距離の近さ」です。今回登壇された荒木隆義氏もカンボジアへ実際に足を運び、農家の様子をしっかり確認しているようでした。

また、今まで受けてきた他のクラウドファンディングのセミナーに比べ、借入人(今回はJCF)についての説明にこれだけ時間とスライドを使ったのは、今セミナーが初めてです。それだけJCFに対する理解や思いも強いのではないかと思いました。

当ファンドは投資をしながら、カンボジア農家を応援するという側面があります。JCFへの信用リスクや為替リスクを理解した上で、まずは少額からでも投資をしてみてはいかがでしょうか。