ポケットファンディングの「PF軍用地担保ファンド17号」とは?利回りは低めでも大人気!

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2020年9月、ポケットファンディングは「PF軍用地担保ファンド17号【一部不動産担保付】」を募集しました。募集開始当日に満額成立しましたが、どんな特徴がある案件なのでしょうか?

今回は、案件「PF軍用地担保ファンド17号【一部不動産担保付】」について深掘りしていきます。

PF軍用地担保ファンド17号の内容

まず、ポケットファンディングのほかの案件と同じように、PF軍用地担保ファンド17号は以下の2案件で構成されています。

  • 案件① 募集金額500万円
  • 案件② 募集金額1万円

2つの案件がセットになっているのは、過去にソーシャルレンディング投資が貸金業法に抵触する恐れがあるため匿名化・複数化が必須とされていたからです(現在は匿名化・複数化が解除されているため、2つの案件で1セットとするソーシャルレンディングサイトは少ない)。

メインは案件①であるため、ここでは案件①の詳しい内容を紹介していきます。

案件①の基本情報

案件①の基本的な情報は以下のようになります。

  • 募集期間 2020年9月23日~2020年9月29日
  • 運用利回り(年利) 3.5%
  • 運用期間 12か月
  • 最低投資金額 1万円

ポケットファンディングでは運用利回りが5%を超える案件が多いので、利回りは低めと言えます。ですが軍用地が担保に付いているので、ポケットファンディングの中でも人気が高い案件です。

案件①の概要

案件①の概要については、以下の図をご覧ください。

まず前提として、株式会社ビジネスアシストは借り手に対して500万円の融資を実行しています。今回の案件は、ビジネスアシスト社へのリファイナンスとして、ポケットファンディングで500万円を募集するとしています。

なお借り手は企業ではなく、個人とのことです。資金の使い道はリフォーム資金としており、

  • 毎月の利息 → 給与から支払い
  • 借入元金 → 土地売却益で返済予定

としています。

担保付き

この案件には下記の担保が付いているため、借り手は個人ですが、リスクは低くなっています。

  • 軍用地1筆
  • 原野1筆

「原野」とは、簡単に言うと「長年人の手が加えられていない野原」のことで、農地とは別物です。

軍用地とは、アメリカ軍基地や自衛隊基地などに使用されている土地のこと。国が所有者から借りて使用するので、所有者には国から借地料が支払われます。借地料は毎年値上がりしており、通常の不動産に比べると値下がりリスクが非常に低くなっているため、軍用地は大変人気があります。

そのため流動性が高く、すぐに買い付けされる可能性が高いです。借り手(個人)は土地の売却益で借入元金を返済する予定とのことなので、返済できなくなる可能性はかなり低いと言えるでしょう。

担保評価額については、合計で約880万円となっています。そして第1順位の根抵当権(極度額720万円)が設定されています。

根抵当権と極度額については、簡単に言うと以下のようになります。

  • 根抵当権 「借入→返済」のたびに抵当権を「設定→抹消」するのは面倒なので、お金を貸せる限度額を決めて、その範囲内なら何度借りて返しても抵当権を維持できる
  • 極度額 根抵当権の限度額

また貸付限度額は担保評価額の70%以下なので、約600万円です。今回の案件で500万円の融資を行いましたが、限度額の範囲内で追加融資の可能性があるとしています。

まとめ

今回は、ポケットファンディングの案件「PF軍用地担保ファンド17号【一部不動産担保付】」について詳しく紹介しました。

案件の概要は以下の通り。

  • 運用利回り(年利) 3.5%
  • 運用期間 12か月
  • 最低投資金額 1万円
  • 担保付き(軍用地+原野)
  • 追加融資の可能性あり

利回りはほかの案件に比べると低めですが、軍用地が担保に設定されているためリスクはかなり低めだと言えます。借り手は個人ですが、土地の売却益で元本を返済する予定なので返済不能になる可能性は低そうです。

軍用地担保の案件は、ポケットファンディングの中でも高い人気を誇ります。リスクの低い案件を探しているなら、軍用地担保案件も選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか。

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