OwnersBookで「投資上限額を制限する機能」が追加

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2020年8月7日から、OwnersBookでは投資上限額を制限する機能が追加されました。機能の追加で、どのように変わったのでしょうか?

今回はOwnersBookを利用している筆者が、投資上限額について具体的に紹介していきます。

「1案件への投資可能額」が表示される

OwnersBookに登録している投資家は、ログインすると「投資口座」ページで投資状況や配当などを確認できます。

その「投資口座」ページには、「投資可能額」という欄があります。

現在は、「投資可能額」欄で下記2点の具体的な金額が表示されています(2020年8月時点)。

  • お客様の貸付型案件の1案件への投資可能額
  • お客様のエクイティ型案件の1案件への投資可能額

投資可能額よりも多い金額を、1つの案件に投資することはできなくなりました。実際、案件に投資する際には「お客様の投資可能額」が表示されるようになっています。

投資する際の上限額に制限を設けるのは、投資家のリスクを下げるためだと思われます。

投資可能額の計算方法は2種類

投資可能額を自分で計算する必要はありませんが、どのように算出しているのか知っておくと、OwnersBookでいくら投資できるのか目星がつきます。

ここでは貸付型案件の投資可能額を計算する方法を紹介していきます。投資可能額を計算する方法は2種類あり、より小さい金額の方が適用される仕組みです。

計算方法①

まず1つ目の計算方法は、次の通り。

投資可能額=余裕金融資産÷2-1万円

たとえば、余裕金融資産が100万円の場合は
100万円÷2-1万円=49万円
となります。

余裕金融資産とは?

余裕金融資産という言葉が出てきましたが、まず前提となる金融資産について説明します。

ご覧のように、金融資産とは「土地や建物などの実物資産以外のもの」を指します。

そして余裕金融資産とは、金融資産のうち「使途が確定しておらず、借入金の担保などになっていない資産」のことです。詳しくは下記の図をご覧ください。

たとえば、以下の資産を保有している人の余裕金融資産は450万円です。

  • 貯金 300万円
  • 株式 100万円
  • ソーシャルレンディング投資 50万円
    (※どれも、使途が確定していない・借入金の担保になっていない等の条件を満たした場合)

なお、余裕金融資産を入力すれば自動的に投資可能額が表示されます。投資しているお金も余裕金融資産に含まれると覚えておきましょう。

計算方法②

投資可能額の2つ目の計算方法は、以下のようになります。

投資可能額=余裕金融資産-OwnersBookで投資した金額

「OwnersBookで投資した金額」には、応募中の金額も含まれます。

たとえば、

  • 余裕金融資産 100万円
  • OwnersBookで投資している金額 30万円

の場合は、
100万円-30万円=70万円
となるので投資可能額は70万円です。

より金額が小さい方が適用されるので、計算方法①での例と比べてみると、投資可能額は49万円になります。

まとめ

今回は、OwnersBookの投資上限額に関するニュースを紹介しました。

現在は、投資家の余裕金融資産に応じて「1案件への投資可能額」が表示されるようになっています。

以前と比べると1案件に投資できる金額は減るかもしれませんが、投資家のリスクを下げるのには役立ちます。無理のない範囲で投資するようにしましょう。

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