話題の「Funds」を学べた!ファンズセミナーをレポート!

公開日:

【セミナー概要】
セミナー名:Fundsオンラインセミナー(基礎説明編)
開催日:2020年3月18日(水)19:00~20:15
登壇者:ファンズ株式会社 代表取締役 藤田 雄一郎(ふじた ゆういちろう)氏

【主催者について】
今回の主催はファンズ株式会社 代表取締役 藤田 雄一郎氏。

ファンズ株式会社は日本初の貸付ファンドのオンラインマーケット「Funds(ファンズ)」の運営会社。ファンズ株式会社の取り組みは2020年1月にテレビ東京系列「ワールドビジネスサテライト」にて放映され、大きな反響がありました。

会社自体は2016年11月創業と若い会社ではありますが、創業者の藤田氏・柴田氏は共に過去起業し上場企業に売却経験があり、また株主には伊藤忠商事やみずほキャピタル・三菱UFJキャビタルなど大手企業・大手グループ会社が揃っています。

登壇者の藤田氏については早稲田大学卒業後、株式会社サイバーエージェントに入社。その後、2012年に立ち上げた会社を上場企業に売却。2013年には大手ソーシャルレンディングサービス立ち上げの経営メンバーとして参画しました。そして2016年11月にファンズ株式会社を創業し、現在はソーシャルレンディングの最前線で新たな価値をお客様に提供しているという経歴を持っています。

【セミナーのポイント】

今回のFundsオンラインセミナーは、

  • 資産運用を始めてみたいけれど、なにから手を付けて良いのか分からない
  • Fundsでコツコツと資産運用ができるのか知りたい

という方を想定しており、
「資産運用ってなんで必要なの?」「Fundsってリスクはどうなの?」「Fundsがなぜ人気なのか知りたい」と思っている資産運用初心者にも非常に分かりやすい内容でした。

Fundsとは、初心者でも始めやすく続けやすい資産運用サービス。
私たちはFundsを通して上場企業にお金に貸し、企業から3%前後の金利が付けられ返済を受けることができます。

私自身もこのオンラインセミナーに参加するまでFundsについて正直ほとんど知識がありませんでした。しかしセミナー受講後は、「1年間銀行に預けておくよりはFundsを利用した方が良いな」という感想を持ちました。

今回は私のようにFundsについて特に知識がない方でも、Fundsの魅力や仕組み、リスクについてしっかり理解ができるよう、レポートにまとめてみました。

【ファンズが提供するソーシャルレンディング仕組みは?】

出典:ファンズ商品ページ

ファンズ株式会社が提供する「Funds」はソーシャルレンディングというスキームを取っています。まず始めにセミナー内でも解説があった、ソーシャルレンディングの仕組みについて、まとめていきます。

ソーシャルレンディングとは上記スライドの通り、「お金を借りたい企業(借り手)」と「資産運用をしたい投資家(貸し手)」を繋ぐサービスのこと。Fundsはあくまでも投資家と企業を結ぶプラットフォームを提供しており、Fundsがお金を借りる訳ではありません。

つまりソーシャルレンディングは「投資家がFundsを通して企業にお金を貸し、企業は借りたお金に金利をつけて投資家に返済をする」という非常にシンプルな構造になっています。

上記のスライドでいうと、

  • 投資家がナインブロック社を通じ、借り手企業のイートアンド社にお金を貸し付ける
  • イートアンド社は借りたお金に金利をつけて、ナインブロック社を通じ投資家にお金を返す

という流れです。

私はこのセミナーを受ける前はソーシャルレンディングについては、単語を聞いたことがある程度で「なんだか複雑そう」という印象を持っていましたが、非常にシンプルな仕組みだと分かりました。イメージとしては「『物を買いたい人』と『物を売りたい人』を繋ぎ合わせるプラットフォームを提供するメルカリ」と同じ構造だと理解しました。

【セミナー内容を一部ご紹介】
ここからは資産運用を検討している人が是非知りたいと思っているポイントに絞って、セミナー内容を順にご紹介していきます。

■資産運用の必要性

セミナーは資産運用の必要性の説明から始まりました。藤田氏は、これからますます金銭的な負担が個人にのしかかってくる懸念があるため、資産運用がより必要になってくる、という説明をされました。懸念事項は下記スライドの通り。

確かに、年金が貰える年齢が70歳~になる話が出ていたり、消費税が徐々に上がっている傾向を考えると、私たちの負担は上がることはあるにせよ、下がることは現状なかなか考えづらいです。

私も自分の将来に向けて、今から老後資金をコツコツと貯めていく必要があるのだと再認識しました。

ただコツコツ貯めると言っても銀行に預けているだけでは、金利なんて雀の涙。そこで資産運用の必要性が当然頭に浮かびます。しかし藤田氏によると資産運用というと・・・

  • お金を持っている人がすること
  • 金融知識がなくてはできない
  • 資金が減るのが嫌だ
  • そもそも何をすればいいのか分からない

という理由から二の足を踏む人が多いそうです。

そこで藤田氏はこうした資産運用のイメージ・悩みへの解決策の1つとして「貸付投資」を用いた資産運用を提案しています。

■「貸付投資」の特徴

「貸付投資」というと少し難しいイメージを持たれるかもしれませんが、セミナーではとても分かりやすく説明されていました。

「貸付投資」とは簡単に言うと「企業にお金を貸して、金利をつけて返してもらう」というとてもシンプルな投資商品だと分かりました。つまりソーシャルレンディングというスキームの中で「貸付投資」をする、ということですね。

私はイメージとしては「企業にお金を貸して、いくらかの金利がプラスされて返済される」社債に最も近いと感じました。

では、なぜファンズ株式会社は「貸付投資」のサービスを始めたのでしょうか。それは「投資のハードルの高さ」がポイントだそうです。

資産運用をしようと思っても既存の金融商品への投資は、資金・知識・時間・金銭的損失への不安から、現在働いている現役世代にはハードルが高い。そして、これらのハードルを大きく下げ、リスクを抑えて投資をしてもらおうと「貸付投資」のサービスは始まったそうです。

株式投資と比べた「貸付投資」の特徴は下記スライドの通り。

このスライドを示しながら藤田氏は、「貸付投資」は株式投資ほどのリターンは期待できないかもしれないが、値動きを気にせずにコツコツと資金を貯める目的であれば「貸付投資」は有力な投資先であるという旨を話されていました。

また気になる「貸付投資」のリスクは貸し倒れ。つまり、お金を貸した企業が倒産しないかどうか(倒産リスク)に限られるようです。

倒産リスクと聞くと少し神経質になりそうですが、私たちがしている銀行預金も銀行が倒産をすれば1,000万円を超える額は戻ってくるか分かりせん。その意味で私たちは銀行倒産のリスクを背負いながらも銀行にお金を貸している(預金している)という見方もできます。そう考えると「貸付投資」が少し身近に感じました。

では、「貸付投資」はどこでどうやってできるのか。その答えがファンズ株式会社が提供する貸付ファンドのオンラインマーケット「Funds」だそうです。

■Fundsとは?

冒頭ソーシャルレンディングの仕組みの章でも少し触れましたが、改めてFundsについて具体的に説明をしていきます。

Fundsとは、資産形成をしたい個人とお金を借りたい企業を結ぶ、国内初の「貸付ファンド※」のオンラインマーケットのことです。
※不特定多数から資金を集めて、企業に貸し出しを行う仕組み

Fundsを通して企業にお金を貸し付けることができるということですね。

出典:ファンズ商品ページ

上記スライドがFundsの構図です。ファンド組成や匿名組合契約など難しい言葉もありますが、【投資家はFundsを通して企業にお金を貸し、企業から元本+金利の金額を返して貰える】という流れだと藤田氏の説明から理解することができました。

ではFundsではどの程度のリターンが期待できるかと言うと・・・Fundsの場合、金利1.5%~6%・運用期間4ヶ月~12ヶ月の商品を中心に取り扱っているそうなので、例えば・・・

  • 金利5%
  • 運用期間12ヶ月
  • 100万円投資

の場合、お金を貸した企業が12ヶ月間倒産をしない限りは、12ヶ月後に105万円から源泉徴収税(20.42%)分が差し引かれた金額※が返ってくる仕組みですね。

※今回の場合だと、50,000円×79.58%(100%-20.42%)=39,790円が投資額100万円にプラスされて返って来ます。

■Fundsの特徴

セミナーではFundsの特徴についても解説していました。個人的に「これは重要だな」と思った特徴を一部ピックアップしてみます。

1.一定の基準をクリアしたファンド組成企業

Fundsで貸付投資をするリスクは「お金を貸した企業が倒産するかどうか」

つまり、Fundsに参画する企業は倒産リスクの低い企業である必要があります。その点、ファンズ株式会社では上記スライドのような審査基準を設けているそうです。

審査については元バンカー、公認会計士、弁護士、元株式アナリストで構成された審査部門が

  • 最大5年分の将来事業の予想
  • 財務健全性、収益性の分析
  • 決算毎にモニタリング
  • 質疑応答(経営者インタビューなど)
  • 募集予定額の妥当性の分析

などの項目(上記はあくまでごく一部の項目)に沿って厳格に審査を行うようです。

多くの専門家の目を通し、厳格な審査を突破した「投資家にお金を返す体力があり、不正を起こす可能性が低い企業」のみがFundsに参加できるのだと理解しました。

そして審査をクリアした上場企業は下記スライドの通りです。「アイフル」や「大阪王将」など聞き慣れたサービスを展開する東証一部上場企業もあり、また聞き慣れない企業であっても、調べてみると利益が伸びていたり、堅調な売上推移を達成している企業が多く、個人的にはとても信頼感が持てました。

2.リスクを軽減する「関係会社貸付スキーム」

「関係会社貸付スキーム」・・・難しい言葉ですが、このスキーム(構図)のポイントは、Fundsが「投資家-ファンド組成企業-借り手企業」というように「投資家がファンド組成企業を通して企業にお金を貸す」こと。これは「投資家のリスク」と「借り手企業の事業失敗リスク」を切り離すためにこのスキームを採用しているそうです。

もしファンド組成企業を間に入れないと、借り手企業がもし事業で損失を出した場合、金商法上、事業の損失分を埋め合わせて投資家にお金を返すことができないそうです。つまり「倒産していなくても事業が失敗したらお金を返して貰えない」という可能性があるのです。

投資家にとって事業の成功/不成功までのリスクを負うのはとても頭を使いますよね。

例えば、A社(大手居酒屋チェーン店 運営会社)に「焼酎専門の居酒屋を出したいので出店のための資金を集めたい。1年後に3%の金利を付けて返します」と資金を募られた場合・・・私はお金を貸して良いのかどうか自信がありません。

焼酎専門ということで、焼酎好きにはウケるかもしれませんが、お酒にこだわりのない人にはウケずに、結局事業が失敗し1年後にお金を返してくれるかどうか私には分からないからです。

このように、ファンド組成企業が入ることにより投資家は

  • 倒産するかどうかのみのリスクを負いう
  • 事業が上手くかどうか判断するというリスクは負わずに済む

というメリットのある仕組みになっていることがよく分かりました。

3.ミドルリスク・ミドルリターンの商品性

Fundsには他の金融商品に比べてミドルリスク・ミドルリターンの特徴があると藤田氏は強調されていました。

株やFXだと100万円を200万円にすることができるかもしれませんが、同時に100万円が0円になってしまう可能性もあります。

一方、国債や定期預金は、損をする可能性は低いですが、良くても1年後に100万円が100万2千円なる程度です。

その点、Fundsでは貸した企業が倒産しない限りは100万円を投資し1年前後、101万円~106万円程度のリターンが期待できます。

また他のソーシャルレンディングサービスを提供する会社の多くは、投資対象が中小零細企業で、利回りは高いですが、リスクも大きいという特徴があるそうです。その点Fundsは投資対象を上場企業に絞っているので、利回りは相対的に低いですが、リスクはぐんと抑えられるという特徴があります。

藤田氏は「(Fundsは)ほどよいリスクとほどよい金利で資産運用ができる」という商品性になっていると説明されていました。

私はその商品特性上、「株は怖いし、でも国債や定期預金だと運用する意味がない・・・」という人にこそFundsは検討の価値があるのかなと思いました。

5.相場に左右されない

株式投資の場合は、日々の値動きにより資産額が上下し、場合によっては1日で何十万という損を出してしまう可能性もありますよね。

私も株式投資をしていますが、日々の株価の上げ下げに一喜一憂し、エネルギーを使っていることを実感しています。

その点Fundsは「固定利回り型なので、倒産しない限りは金利がついて戻ってくる。一旦投資をしたら放ったらかしで大丈夫。」と藤田氏も説明をされていました。

相場に振り回され、相場疲れをした人もFundsに魅力を感じるのではないかと思います。

■Fundsのリスク

Fundsのリスクについても把握することが大切です。藤田氏はFundsの良い面に加え、金融商品としてのリスクの説明もしていました。

Fundsには上記スライドのようなリスクが存在するようです。
上記リスクの中でも一番気にしなくてはいけないのが、

●借り手企業がお金を返せなくなった場合に元本が減る可能性がある

でしょう。借り手企業がお金を返せなくなった場合とは主に「倒産リスク」を指します。資産運用の世界に100%はないので、いくらFundsが厳格な審査の上、社会的・財政的にも問題ないと判断した上場優良企業であっても、倒産するリスクは0%ではありません。

ですので、しっかりリスクを把握した上で投資をすることが大切です。

藤田氏も「必ず余裕資金の範囲で投資をすることをおすすめします」と話されています。

【セミナーの感想】
冒頭に触れた通り、私はFundsについての知識が殆どありませんでしたが、セミナーを受講し、仕組みや魅力、リスクについてよく理解することができました。

セミナーを通じ、Fundsを求める大きな投資家層は、商品の特性上「資産運用はしたい。けれど株や投資信託は怖い。でも銀行に預けていてもしょうがない」と思っている人たちではないかと思いました。

また私自身株式投資をしているのですが、今回のコロナショックにより、投資資産が大きく目減りしており、株価を見るのも嫌な日々が続いています。「もう株は良いから、ゆったりコツコツ運用したい」と思いFundsを利用する層も多くいるでしょう(少なくても私は今そういう気持ちがあります)。

また藤田氏はFundsの良い面だけでなくしっかりとリスクについても投資家目線で解説をされていました。投資家目線で話せる藤田氏だからこそ、Fundsという投資家に求められるサービスが生まれたんだな、と納得がいきます。

Fundsはあくまでも「金融商品」です。確かに上場企業と言えども、倒産リスクは0%ではなく、元本割れをしてしまう可能性もあります。しかし、私たちがしている銀行預金も銀行倒産リスクを抱え、お金を預けています。余裕資金の中で、投資先について調べ、もし1年後には潰れないだろうという見通しが立てられたのならば、「ちょっと気にする銀行預金感覚」で投資をしてみても良いのかなと思いました。

最後に藤田氏はセミナー内で「まずは1000円でも1万円でも少額から自分が許容できる範囲で資産運用して、お金がお金を生み出す体験をしていただきたい」という思いを話されていました。そうした体験がしたいという人は、Fundsを検討してみても良いかもしれません。

自己紹介文
庄子 歩(@ayu_ayu_ayu0115)
証券会社、求人広告会社を経てライターとして独立。前職の経験から投資・資産運用に関する記事や取材した人のバックボーンを掘り下げたインタビュー記事を制作をしている。

(下記画像)