「CAMPFIRE Ownersの特徴は?良い評判や悪い評判は?」
など、CAMPFIRE Ownersについて詳しく知りたいと考える方は多いでしょう。CAMPFIRE Ownersは、2019年に始まったばかりのサービスで、社会貢献性の高い案件に投資ができるのが特徴です。
経済的リターンと社会的リターンが期待できることで、多くの投資家から注目を集めています。
ここでは、CAMPFIRE Ownersの特徴や良い評判・悪い評判について紹介しています。この記事を読めば、CAMPFIRE Ownersへの理解を深めることができ、自分に合ったサービスか選びやすくなります。
ぜひ、ご覧ください。
目次
CAMPFIRE Ownersの運営元
CAMPFIRE Ownersを運営するのは株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITALです。株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITALは、株式会社CAMPFIRE(設立2011年、資本金36億5,082万円)の子会社になります。
2019年9月からCAMPFIRE Ownersのサービスをスタートさせています。
- 株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITAL
設立:2015年12月1日
資本金:8,000万円
代表者:加藤義隆
登録・加入協会:第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2973号
一般社団法人第二種金融商品取引業協会【加入】
CAMPFIRE Ownersの特徴
CAMPFIRE Ownersには、様々な特徴があります。どのような特徴があるのかを知ることで、CAMPFIRE Ownersへの理解を深めることができます。
また、他社との比較がしやすくなり、自分に合ったサービスか判断がしやすくなります。以下11の特徴について、1つずつ確認していきましょう。
1.融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)
2.親会社は国内最大級のクラウドファンディングサービスを提供
3.投資家には利回りと応援を届ける場を提供
4.最低投資額は1万円〜
5.予定利回りは1.5%〜8.0%
6.運用期間は12ヶ月前後
7.外部の専門家を交えた審査
8.融資先の情報を公開
9.分別管理体制
10.月に1回出金手数料が無料
11.プレゼントキャンペーンを実施
1.融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)
CAMPFIRE Ownersは、資金調達したい事業者に投資家のお金を届ける融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)です。
投資家は企業などにお金を貸し付けて、利息を得て儲けることができます。
CAMPFIRE Ownersが案件募集を始めたのは2019年9月からで、ソーシャルレンディングの中では新しいサービスになります。
2.親会社は国内最大級のクラウドファンディングサービスを提供
前述のとおり、CAMPFIRE Ownersの運営元CAMPFIRE SOCIAL CAPITALは、国内最大級のクラウドファンディングサービスを提供しているCAMPFIREの100%子会社です。
CAMPFIREは、あらゆるファイナンスニーズに応えるべく「資金調達の民主化」をミッションとして「1人でも・1円でも多くお金がなめらかに流通する世界」の実現を目指しています。累計流通額200億円、累計支援者数230万人(2020年5月時点)を誇る人気のサービスです。
親会社であるCAMPFIREの知名度が高いため、CAMPFIRE Ownersの信用度も高まっています。
3.投資家には利回りと応援を届ける場を提供
CAMPFIRE Ownersは、投資家が金銭的リターンだけを期待してお金を出すのではなく、融資先を「応援する」という理念がベースにあります。融資を受けた事業主に関しても「資金調達+応援を集める」という考え方です。
CAMPFIRE Ownersは、金銭的リターンだけでなく「社会貢献」や「共感」「ファン作り」を大切にしているソーシャルレンディングになります。
4.最低投資額は1万円〜
CAMPFIRE Ownersの特徴の1つが、1万円から投資ができることです。少額資金でスタートできるので、融資型クラウドファンディングがはじめての方でも気軽に投資ができます。
たとえば株式投資の場合、多くの有名銘柄で10万円以上の資金が必要です。銘柄によっては100万円以上の資金を用意しなくてはなりません。
CAMPFIRE Ownersであれば1万円から投資ができるので、お小遣いを使って投資することも可能です。
5.予定利回りは1.5%〜8.0%
現在、CAMPFIRE Ownersの投資案件の予定利回りは3.0%〜6.0%前後です。ただし、1.5%〜8.0%と幅広い予定利回りの案件を取り扱うと発表しているため、これから7.0%〜8.0%前後の案件も出てくるでしょう。
以下のように、他のソーシャルレンディングの予定利回りと比較しても、悪い水準ではありません。案件によっては高いリターンが期待できます。
- クラウドバンク:6.0%〜8.0%前後
- Funds:3.0%〜6.0%前後
- CREAL:5.0%前後
2020年6月時点の主な案件の予定利回りは、以下のとおりです。
- カンボジア農家支援ファンド2号:6.0%
- ロティサリーチキン専門店ファンド:6.0%
- コスメブランド研究開発ファンド:5.0%
- 障がい者技術育成プロジェクトファンド:3.0%
- エチオピア環境リサイクルファンド:3.0% など
仮に、1万円投資をして利回りが8.0%で1年運用をすれば、800円(税引前)ものリターンを得ることができます。投資資金が10万円であれば8,000円です。銀行に預けておくよりも、高いリターンが期待できます。
6.運用期間は12ヶ月前後
CAMPFIRE Ownersは、運用期間が12ヶ月の案件が多いです。他のソーシャルレンディングでは、運用期間が2年〜3年の案件も目立ちますが、1年程度で運用を終了できます。
2年〜3年の案件に比べると投資資金が長く拘束されないため、貸し倒れのリスクを軽減することが可能です。
以下は、主な案件の運用期間になります。
- カンボジア農家支援ファンド2号:11ヶ月
- ロティサリーチキン専門店ファンド:11ヶ月
- コスメブランド研究開発ファンド:12ヶ月 など
7.外部の専門家を交えた審査
CAMPFIRE Ownersでは、ファンドの適切性を高く確保するために、外部の専門家を交えた審査を実施しています。すべてのファンドの事前審査において、公認会計士や弁護士などの外部専門家を含む審査委員会による審査を行っています。
対象者から財務資料や事業計画、リスクの所在等を提出してもらい、厳しい審査をクリアしたファンドのみが公開されています。
8.融資先の情報を公開
融資先の情報を公開していることも、CAMPFIRE Ownersの特徴です。ソーシャルレンディングによっては融資先が匿名化されており、限られた情報の中で投資判断をする必要があります。
CAMPFIRE Ownersはすべての融資先の社名が公開されています。また、担当者にインタビューを行っているため、事業計画や返済計画、資金使途などの情報も確認できます。
詳細まで確認した上で投資判断ができます。
9.分別管理体制
CAMPFIRE Ownersでは、投資家から預かったお金や貸付先の返済元本や利息などを専用口座に分けて管理しています。分別管理によって、投資家から預かった資金の保護に取り組んでいます。
10.月に1回出金手数料が無料
CAMPFIRE Ownersでは、月に1回出金手数料が無料になります。他のソーシャルレンディングでは口座から出金する際に手数料がかかるケースが多いです。
しかし、CAMPFIRE Ownersであれば月1回無料で出金ができます。そのため、分配金や償還された元本が口座に入金された場合もコスト0円で出金が可能です。
ただし、2回目以降の出金時には770円(税込)の手数料がかかります。月に何回も出金することは少ないので、実質的に出金手数料無料として考えることができます。
11.プレゼントキャンペーンを実施
CAMPFIRE Ownersでは、プレゼントキャンペーンを実施していたことがあります。います。以下のキャンペーン期間中に条件を満たすと、最大2万円分のAmazonギフト券をもらうことができましたす。
今後もプレゼントキャンペーンが実施される可能性はありますので、定期的にチェックしましょう。
- キャンペーン期間:2020年5月21日(水)11:00~2020年6月15日(月)23:59
- 特典:期間中に投資を行い、ファンドの投資申し込みが成立した金額合計に応じてAmazonギフト券がもらえます。
●投資金額/Amazonギフト券
15万円〜29万円:1,000円分
30万円〜49万円:2,000円分
50万円〜99万円:5,000円分
100万円〜199万円:1万円分
200万円以上:2万円分
CAMPFIRE Ownersの募集実績
CAMPFIRE Ownersでは、これまで10件のファンド案件を募集しており、8件が成立し、1件が募集中(2020年6月19日時点)となっています。
2019年スタートということもありますが、案件数はそれほど多くありません。
案件の特徴
CAMPFIRE Ownersでは、従来の金融機関や金融サービスでは取り扱いが難しいとされる案件に対し、資金調達機会の提供を目指しています。
そのため、社会的インパクト投資など「社会貢献」や「応援」を重視できる案件が揃っています。
社会的インパクト投資案件
CAMPFIRE Ownersは、社会的インパクト投資案件を揃えています。社会的インパクト投資とは、教育問題や貧困層支援など社会的課題解決に取り組む企業への投資のことです。経済的なリターンだけでなく、社会的リターンとの両立を実現できます。
他のソーシャルレンディングは、不動産や商品開発案件が多く見られますが、CAMPFIRE Ownersは以下のように社会的インパクト投資中心です。
-
カンボジア農家支援ファンド
カンボジアの農家に対して大型農機購入を支援 -
障がい者技術育成プロジェクトファンド
障がい者を雇用してオーダーメイドスーツの受注や縫製をしているNPO法人テイラーズ・ギルドのスマホアプリ制作部門立ち上げのためのPC、教材購入を支援 -
ADHDサポート教育事業ファンド
ADHD等の発達障害児童を主な対象とした事業立ち上げのための機材購入費を支援 -
エチオピア環境リサイクルファンド
日本国内やベトナムで資源リサイクル事業を展開する会社のエチオピア新規事業の準備資金を支援
経済的なリターンを得るだけでなく「投資で社会の役に立ちたい」という願いを満たすことができます。
ベンチャー企業や上場企業、新興国の経済成長支援など揃える予定
CAMPFIRE Ownersでは、ベンチャー企業や上場企業の事業支援、新興国(カンボジア、ベトナム、インドネシアなど)の経済成長支援を目的としたファンドを揃えていく予定としています。
現在は案件数自体が少ないですが、今後さらに増えていく可能性があります。
CAMPFIRE Ownersの良い評判
ここでは、CAMPFIRE Ownersの良い口コミ・評判について紹介しています。
「CAMPFIREがいよいよ金融の領域へ」
CAMPFIREが国内最大級のクラウドファンディングなこともあり、ソーシャルレンディングサービスを始めることを心待ちしていた人は多いようです。
CAMPFIREと同じように、事業者に投資するだけでなく応援を届けることができます。CAMPFIREの知名度が高いため、CAMPFIRE Ownersへの期待も大きいです。
https://twitter.com/shimo1974/status/1093362071775830016
「社会がよくなる事業にぜひ投資したい」
CAMPFIRE Ownersはこのような口コミ・評判も多いです。CAMPFIRE Ownersは社会的インパクト投資案件が多いため、投資を通して社会貢献することができます。
そのため、経済的リターンだけでなく社会的リターンを得たいと考える方から、支持を集めています。
https://twitter.com/TLittlePlace/status/1125634292996947969
CAMPFIRE Ownersの悪い評判
良い口コミ・評判だけでなく、悪い口コミ・評判についても押さえておきましょう。
「リターンよりもリスクの方が大きい」
「CAMPFIRE Ownersは担保がない」「保証がない」「社会的インパクト投資なので金銭リターン目的の人にはおすすめできない」などの口コミ・評判は他でも見られます。
他のソーシャルレンディングでは担保や保証付の案件が多くあります。しかし、CAMPFIRE Ownersの案件は無担保無保証が多いです。社会貢献性の高い案件だけでなく、事業資金を調達する営利目的の案件でも無担保無保証のものがあります。
担保や保証が設定されていないことは、投資家にとってリスクでしかありません。融資先が債務不履行になって、お金が戻ってこない可能性があります。
そのため、得られるリターンよりもリスクの大きいと感じ、CAMPFIRE Ownersを敬遠する投資家も少なくないようです。
CAMPFIRE Ownersでは、従来の金融機関や金融サービスでは取り扱いが難しいとされる案件への資金調達機会の提供を目指しており、社会貢献性の高い案件が中心です。経済的リターンより社会的リターンを求める投資家に人気があります。
https://twitter.com/ipomechanic/status/1179379905152335875
ソーシャルレンディング初心者にCAMPFIRE Ownersはおすすめ!
ここで紹介したように、CAMPFIRE Ownersは社会貢献性の高い案件に投資をすることができます。経済的リターンと社会的リターンの両方を得ることができ、貸付先を応援できるのが特徴です。
まだ案件数は多くありませんが、障がい者支援や新興国支援などの案件が既に運用を開始しています。投資を通じて社会貢献をすることに興味がある方は、早速CAMPFIRE Ownersで案件を確認してみましょう。