新しい不動産投資クラウドファンディングサイト「タスキFunds」。サイト自体はすでに公開されていますが、会員登録はまだできない状態です(2020年10月時点)。
そんなタスキFundsがどんなサービスなのか、気になっている人も多いはず。
そこで今回は、タスキFundsについて深掘りしていきます。
タスキFundsとは
タスキFundsとは、株式会社タスキ(2020年10月に東証マザーズ上場)が運営する不動産投資クラウドファンディングサイトです。
サイトはすでに公開されていますが、会員登録はまだ受け付けていません(2020年10月時点)。
案件についても詳細は未発表ですが、現時点で分かっているのは主に下記の3点です。
- 1口10万円から投資できる
- 不動産のプロが選んだ案件のみを取り扱う
- 優先劣後構造の採用
1口10万円から投資できる
不動産投資を行うにはある程度まとまった金額が必要ですが、タスキFundsでは不動産投資クラウドファンディングの仕組みを利用しているので、少額から投資可能です。
自分で不動産を管理する必要もないので、不動産投資が始めやすくなっており投資初心者にもおすすめです。
不動産のプロが選んだ案件のみを取り扱う
タスキFundsでは、タスキ社がLive Mana(リブマナ)事業で培った不動産のノウハウをもとに案件を組成・運用する、としています。
では「Live Mana事業とは何か?」が気になりますが、
1.新築投資用IoTレジデンス(※)の販売
2.コンサルティング
などを行っているとのこと。※レジデンス:高級アパートやマンションなど
他にも、保育園の開発なども行っているようです。
①新築投資用IoTレジデンスの販売では、単身者やDINKS(子どものいない共働き夫婦)を対象としたIoTレジデンスを開発し、企業や投資家らに販売しています。
IoTとは”Internet of Things(モノのインターネット)”の略で、様々なモノ(家電製品や家中の設備など)をインターネットに接続させる技術のこと。タスキ社の言う「IoTレジデンス」とは、「照明器具等のIoT対応設備を標準仕様としたレジデンス」としています。
②コンサルティングでは、
- 東京23区内の空き家の不動産価値を向上させるための解決策をオーナーに提供
- 企業の福利厚生充実を目的に、企業が保有する不動産の活用などを企業に提案
などを行っています。
このような実績のあるタスキ社が優良な物件を投資対象に選ぶということなので、タスキFundsでどのような案件が募集されるのか期待できますね。
優先劣後構造の採用
優先劣後構造とは、優先劣後出資方式のことだと推測されます。不動産投資クラウドファンディングでこの方式を採用しているサイトはいくつかありますが、主な特徴としては下記4点が挙げられます。
-投資対象となる不動産に投資家と事業者がどちらも出資
- 事業者側は、不動産価値の10~20%ほど(割合は事業者によって異なる)を出資
- 損失が発生した場合は、事業者側が優先的に負担
- 利益は、投資家に優先的に分配
投資家にとってはリスクを低減してくれる仕組みです。タスキFundsでは「優先劣後構造の採用により、ミドルリスク・ミドルリターンでの投資商品を実現した」としています。
まとめ
今回は、新しい不動産投資クラウドファンディングサイト「タスキFunds」について詳しく紹介しました。
サイトは公開済みですが、会員登録はまだできない状態です(2020年10月時点)。
タスキFundsのサービス内容として分かっているのは、下記3点。
- 1口10万円から投資可能
- 不動産のプロが選んだ案件のみを取り扱う
- 優先劣後構造でミドルリスク・ミドルリターン
またタスキFundsを運営する株式会社タスキは、2020年10月に東証マザーズに上場した企業です。Live Mana事業で不動産のノウハウや知識を培っており、その経験を元に優良な物件を投資対象にするとのこと。
タスキFundsの今後に期待です。