「A funding ４号 不動産特定共同事業」は、投資家から集めた資金をもとにリフォーム済みマンションを取得し、運用して得られた利益（賃料・売却益）を投資家に分配するものです。

 

まず募集期間と募集方式は以下の通り。

・2020年11月20日～2020年11月26日（優先募集期間はなし）

・先着方式

 

想定利回りは年利換算ではない点に注意

他の不動産投資クラウドファンディングサイトでは想定利回りは年利換算で表示されていますが、A fundingではそうではありません。

例えば今回の案件では、計算期間を2020年12月24日～2021年6月30日としているので約6か月です（計算期間は案件によって異なる）。

 

想定分配利回りは5％となっているので、年利換算すると約10％になります。

5％÷6か月×12か月＝9.9％

 

「年利」と「サイトで表示されている想定分配利回り」が異なる点には注意したいですね。

 

優先劣後構造を採用

他の不動産投資クラウドファンディングサイトでも導入されている優先劣後構造を、A fundingでも採用しており、リスクを低減しています。

 

「分配シミュレーション」から、物件価格や運用管理費用、優先劣後出資の割合などを確認できます。

 

今回の案件では、物件価格400万円（募集総額は600万円）に対し、

・優先出資（投資家の出資金）　420万円

・劣後出資　180万円

となっています。

 

劣後出資とは、株式会社AMBITION（A fundingの運営会社）の出資金額です。劣後出資の所に「テスト不動産」と表記されていますがおそらく表記ミスで、正しくは「AMBITION」かと。

 

劣後出資の割合は募集総額の30％と、不動産投資クラウドファンディングサイトの中でも高め。30％までの損失なら、投資家の出資分が優先的に保護されます。

 

募集金額は少なめ

1～3号案件の募集金額はどれも800万円を超えていましたが、今回は約半減して420万円になっています。こちらは単に、取得予定の物件価格がこれまでと比べてグンと下がったからですね。

 

物件は横浜中心街のマンション

取得予定の物件の詳細は以下の通り。

・名称　ライオンズマンション平沼

・住所　神奈川県横浜市西区平沼一丁目13番19　ライオンズマンション平沼2階

 

構造は「鉄骨鉄筋コンクリート造１階建」と記載されていますが、物件住所は2階ですし、外観写真を見る限り明らかに1階建てではありません。おそらく表記ミスでしょうが、表記ミスの多さが気になりますね。

 

近くには以下の駅があり、交通の便は良さそうです。

・戸部駅から徒歩3分

・平沼橋駅から徒歩6分

・高島町駅から徒歩6分

 

担保・保証について

担保や保証については確認できませんでした。